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2-23

Auteur: 酔夫人
last update Date de publication: 2025-12-20 11:01:22
泣いたあとの喉の渇きは、体の奥から水分を引きはがされたような感覚を伴う。

ペットボトルを傾けても、口に触れる水はわずかで、舌を湿らせるには足りなかった。喉の奥に残るひりつきと、胸の内に残る感情の余韻が、まだ消えていないことを示しているようだった。

「泣いたからな。もう一本買ってくるよ」

華乃の声には気遣いと呆れが混ざっている。

「私も行く。甘い物が飲みたい気分だし、華乃の分も買ってくるよ」

「私も行く。その言葉を聞いたら甘い物が飲みたくなった」

些細なやり取りなのに、こうして誰かと一緒に動くことで、さっきまでの張り詰めた空気が少しだけほどけていくのがわかる。

二人で自販機まで歩く道のりは短い。選んだミルクティのボタンを押し、落ちてくる音を聞きながらしゃがみ込むと、ふと視界に映った自分の顔に息を呑んだ。

「なにこれ?」

思わず漏れた声に、「ミルクティじゃないのか?」と的外れな返答が返ってくる。

「違う、私の顔、なんかもう、めちゃくちゃ」

「……泣いたからな」

鏡代わりの自販機の反射に映る自分は、目の周りが黒く滲み、頬には涙の跡が残っている。

「け、化粧落とし、持ってない?」

縋るように聞
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