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第1370話

Author: 栄子
優希のキスは、めちゃくちゃだった。哲也は最初、固まっていたけどすぐに我に返って、彼女を突き放そうとした。でも、その時、唇にしょっぱい味が広がったんだ。

哲也の動きが止まった。

優希は、泣いているのだ。

そう思っていると、彼女の涙は、堰を切ったように溢れ出ていた。半開きの目から、あとからあとから流れ落ちてくるのだった。

そしてその涙の味が、二人の口の中に広がり、哲也は眉をひそめた。

本当は優希を突き放すべきなのに、なぜか胸が締め付けられるように痛むのを感じてやまなかった。

「抱きしめて」

優希はしゃくりあげていた。その声は、聞いているだけで胸が張り裂けそうだった。

「もう疲れた......」彼女は哲也の首にぎゅっとしがみつく。泣きじゃくって唇が震えていた。「今夜が終わったら......もうここには来ない。本当に、あなたのことを忘れるから......」

哲也には優希の言葉の意味が分からなかった。でも、大人がこんな風に酔って取り乱すのは、大抵が恋愛絡みの悩みだろう。

しかし、優希は酔っていても、彼は酔っていなかった。

哲也は優希の両肩を掴んで、少しだけ体を引き離した。「
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Comments (1)
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ウサコッツ
哲也クソだやるだけやって 優希置き去りにするとか あの女の親に会って 婚約するわけだろ あの女に良いように言われて 早く哲也の記憶戻って 死ぬほど後悔してくれ
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