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第1833話

Author: 栄子
「……」

「子供には子供の幸せがある。綾、俺たちも歳をとった。してあげられることは、どんどん少なくなっていくよ。あの子たちの荷を背負うより、俺たちがちゃんと体を大事にすることが、いちばんの手助けなんだ」

綾は小さくうなずくと、誠也の腕に顔を埋めた。「そうね。私こそ歳を取ったのね。近頃、少しお節介になりすぎていたわ」

「そんなことはないよ」誠也は暗闇の中で、綾の眉間に口づけをした。「俺にとっては、いつまでも若くて美しい妻だよ」

綾は彼の腰を軽くつねった。「18歳の女の子相手の口説き文句はやめてちょうだい。化け物じゃないんだから、歳を取るのは当たり前よ。あなただって私より年上なんだから、もっとおじいちゃんよ!」

誠也は小さく笑った。「ああ、そうだね。お前といられる時間も、本当に少なくなっていく。だからこそ、一緒にいられる今を大事にしてほしい。子供たちはもう大きくなって、それぞれの暮らしがある。俺たちも、そろそろ二人の時間を楽しむべきだよ」

綾は笑みをこぼした。「また始まった。その流れで、また旅行の話をしたいだけでしょ?」

「もともと去年、約束してくれたことだよ。今になっても、
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