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第487話

Author: 栄子
綾は優希を連れてショッピングモールへ行った。

男の子が喜びそうなおもちゃや服をいくつか買った。

優希は綾に尋ねた。「母さん、安人くんを家に連れて帰れないの?」

綾は娘の頭を撫でながら、優しく説明した。「安人には毎日やらなきゃいけないことがあるから、しばらく雲水舎には来られないの」

優希は目をぱちくりさせた。「じゃあ、土曜日と日曜日も遅くまで寝てられないの?」

「それはね、後で彼に直接聞いてごらん」

優希は頷いた。「うん!」

......

綾は誰にも、彩にさえも知らせずに、優希を連れて安人に会いに行った。

だが、南渓館の警備員は、綾を通そうとしなかった。

すると、綾は仕方なく車内で彩に電話をかけた。

彩は電話を受けると、慌てて駆けつけてきた。「彼女は安人くんの実の母親ですよ。なぜ通さないんですか!」

「山下さん、私も言われた通りにしているだけなんです」警備員は困った顔で言った。「中島さんが、部外者は通さないようにって、念を押してたんですよ」

「部外者」という言葉に、彩は顔をこわばらせた。そして慌てて綾の方を見た。

綾は車内でハンドルを握り、表情を変えなかった。
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