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第127話

作者: 花野めい
千歳のことで責め立てられる以外に、由樹が自分を呼び出す理由など、三久には到底思い当たらなかった。

「後ろ盾ができると、口の利き方まで大きくなるものだな」

由樹の声は低く、どこか意味ありげに響いた。

だが、三久の視線はすでに潔子のほうへと向いていた。

どうやら潔子は、摩美が幸子を連れて自分に文句を言いに来たことを知り、わざわざ駆けつけてくれたらしい。

つまり由樹は、潔子から圧力をかけられたからこそ、哲朗を寄越して自分を「救い出した」というわけなのだろう。

由樹の口調には、いかにも不本意そうな響きがこもっていた。おそらく、千歳の肩を持てなかったことが、腹立たしいのだろう。

「三久ちゃん」潔子は由樹を一瞥してから、三久に向かって手招きした。

三久はそちらへと歩み寄った。「おばあちゃん、依果ちゃん、お久しぶりです」

三久が妊娠している事実を知っている潔子は、彼女のお腹をじっと見つめた。まださほど目立ちはしないものの、確かにお腹の膨らみが、少しずつ目立ち始めている。

これ以上放っておけば、三久の身すら守りきれなくなる。潔子は、自分が三久のために、はっきりと立場を示さなければな
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