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3.ケンカのあとで

last update Dernière mise à jour: 2025-08-01 16:00:25

次の日。昼休みに顧問に呼ばれた俺はこっぴどく怒られることになった。

本来なら何らかの処分が下されるところらしいが、先に手を出してきたのが先輩だったということもあって、しばらく部活動禁止~なんて罰はなんとか逃れることができた。先輩の方も、顧問と部長の説教をしっかりと受けた上で、すぐ部活に来るらしい。

職員室のそばにある説教部屋から出ると、格ゲー好きの野田が外でニコニコしながら俺のことを待っていた。

「……なんでいるんだよ」

「そりゃあ、入部してから最速で顧問に呼び出された神谷の顔は見たいでしょ。で、どうだった?」

「特に何も。……事実確認されただけだよ。どっちが先に殴ったのか~とか、なんでケンカになったのか~とか」

「すぐ出られんの? 部活」

「部長と話してからなら、出てもいいよって。今日の放課後からかな」

「なぁんだ」と拍子抜けしたように言う野田は、性格が悪いというよりはただのゴシップ好きって感じがした。呆れた顔をしながら、自分の頬をトントン、と指で叩く。

「ケガ、大丈夫なん?」

「ゲームパッドより重いもの持たない奴のパンチなんて効かねーよ」

「そのわりに、湿布なんか貼ってますけど」

「……っ! これは、俺は怪我しましたっていうアピール!」

「そういうことにしとくか」と笑う野田に、俺はまっすぐ指を向けた。

「小神野先輩が殴ったの、俺が初めてじゃないらしいから……野田も気をつけろよ」

「まじか」

「見た目のこと言うのはダメなんだって。特に『美人』は禁句だって」

「神谷……お前、初対面で思いっきり先輩の地雷踏み抜いたんだな」

「そうらしい」

俺だって、最初からダメだとわかってたら、言わなかった。そもそも『性格悪そう』は明らかに悪口だけど、『美人』はいちおう褒めたつもりだったのにな。言葉って難しい。

昨日、ケンカする俺と小神野先輩のことはほかの先輩方が無理やり引き剥がしてくれた。

部長には「今日はふたりとも帰れ!」と言われたけれど、途中で呼び止められ、別室で話をされた。頭を下げる俺に、部長は「こっちも入部初日から悪かった」と謝ってくれ、それから副部長の小神野先輩について色々と教えてくれた。

このeスポーツ部でいちばん上手いプレーヤーだということ。外見について言われるのが嫌いなこと。短気で口は悪いけど、裏表がなく、慣れれば意外といい奴だということ……。

「まぁ、あんな感じだから、なかなかゼログラのパートナーが見つからないんだよ」

「……でしょうね」

「でも、あいつ、神谷のことはけっこう気に入ってると思うんだよな」

「……へっ?」

第一声が「めんどくせ」で、その後はエイムが下手だの、雑魚だの……散々言われた記憶しかないんだが。

「小神野は、自分が認めた奴にしかプレーに関する文句を言わないんだよ。本当に下手な奴には、あいつ逆に何も言わないから」

「先輩が、俺を……認めてる……?」

「そう。練習すれば上手くなるってわかってて、期待してるからこそのあの厳しさってこと。……俺らは慣れてるからすぐにわかったけど、初対面じゃわかんないよな」

「さすがにわかんないですね……」

今のところ、先輩のいい部分なんて見た目と顔くらいだ。短気、態度が悪い、毒舌、手が出る……悪いところは4つあるので、麻雀で例えるとすでに満貫8000点。

「あいつの態度については、今後も改めるように言っていくつもり。ただ、神谷が入部届けの理由として書いてくれた通り、本当に『プロチームに入りたい』んだったら、あいつと組むのは悪くないと思うよ。……まぁ、まだ時間はあるから、前向きに考えてくれると嬉しい」

そう言って部長は、先輩のためにぺこりと頭を下げていた。

部長の話が本当のことなのか、それとも、俺をやめさせないようにするための都合のいい話だったのか……真相はわからない。それでも、また部活に行って、先輩と顔を合わせてみようという気にはなっていた。

「今日は一緒に部室まで行ってやるよ」

放課後。そうニコニコしながら話す野田と一緒に、部室に向かった。

昨日ケンカしたばかりの小神野先輩は、むすっとした顔で奥の席に座っている。

俺が部室に行っても、目すら合わなかった。

(やっぱ、ヤな奴……)

そう思ってゲーミングチェアに座ると、キーボードの横に何か置いてあることに気がついた。

「絆創膏……」

「あ、それオカピ先輩から!」

無邪気な声をあげたのは昨日、律と呼ばれていた先輩だ。

指に巻くようなサイズのものを、いったいどこに貼れというのか……。殴られたの、主にボディと顔なんですけど。

「……って、オカピ先輩?」

俺が聞くと、律先輩が目を輝かせながら教えてくれた。

「小神野先輩のこと! 一部の部員はそう呼んでるんだよね。アカウントの名前がokaPだから」

「その名前で呼ぶなよ、律」

「えっ、いっつも呼んでるじゃないですかー。かわいいのに」

「うるさ」

不機嫌そうに言った先輩と目が合う。その瞬間、彼は光の速さでヘッドセットをつけ、思いっきり壁の方を向いていた。

はぁ……。同じチームで仲良くできるとは、まったく思えないんだけどな。

(まぁ、いっか。べつに慣れ合いがしたいわけじゃないし)

いつものようにログインして、ゲームを始めてしまえば、それはそれで楽しくて……。

この日は課題であるエイムの練習に時間を使って、帰りは野田と一緒に部室を出た。部活のあいだ、先輩がたまに席を立って俺のモニターをのぞいているような気がしたけれど……何も言われることはなかったし、俺も何も言わなかった。

そして、同じような感じが一週間ほど続いた、ある日の放課後。

俺は部長を通して、先輩に声をかけられた。

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