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第1060話

Author: 風羽
一週間後、立大のある学部で行事が行われた。

学部から予算が下りた。

主任は寒笙と木田に買い出しを命じた。もちろん、この役回りは木田が裏で根回ししたものだ。彼女は学部主任に何度も頼み込み、中元などの贈り物も欠かさなかった。

主任から命令が下ると、寒笙に拒む理由はなかった。彼はリストを受け取り、内容を確認した。

「二台の車のトランクを使えばちょうどいい。僕と木田先生、それぞれ一台ずつ出せばいいだろう」

木田は顔を赤らめ、申し訳なさそうに言った。

「朝倉教授、実は私、まだ車を持っていないわ。お手数をかけるが、二往復していただくことになりそうだわ」

寒笙は一瞬、眉を動かした。

少しして、彼は何かに気づいたようだった。

だが、ここで公然と拒絶すれば、騒ぎを大きくし、周囲の失笑を買うことになる。木田の立場も悪くなるだろう。寒笙は基本的に相手の顔を立てる男だ。彼は気づかないふりをして言った。

「分かった。二往復しよう」

木田の本名は木田真理(きだ まり)。

高級なベントレーに乗り込み、高価な内装に触れた瞬間、彼女は内心の喜びを抑えきれなかった。だが、あくまで冷静を装って言った
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良香
自分の浅はかさを思い知るだろうに・・・ついていくのかい???
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