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第627話

Penulis: 風羽
雪が一片、また一片と舞い落ちる。

まるで失恋の痛みそのもの、まるで一つの愛の終わりそのものだった。

澄佳はもう言い争う気力もなく、静かに口を開いた。

「翔雅、私はずっと冷静よ。最初から、ずっと」

もし真琴が翔雅の宿命だというのなら、彼女は自分と子どもを巻き添えにするつもりはなかった。彼が真琴を憐れみたいのなら止めはしない。それは彼の自由だ。だが、線を引くのもまた彼女の自由。

雪は止まず、立都市は一面の銀世界に閉ざされていた。

翔雅は長い沈黙ののち、声を落として言った。

「澄佳、俺と彼女の間には何もない。あの写真は偶然撮られただけだ。関係なんかないんだ。どうか、一度だけ俺の話を聞いてくれないか?会ってくれないか?」

澄佳は首を振った。

「もう必要ないわ、翔雅」

いまさら何を説明するというのか。

本当に彼女や子どもたちを思うなら、どうして真琴と二人きりになり、あんな写真を撮られる隙を与えたのか。しかも今になっても、彼は真琴を疑うことなく哀れみ、庇おうとさえしている。

——可笑しい。こんな状況でなお、彼女に理解を求めるなんて。

男の「救済願望」など一生の業かもしれな
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良香
話して貰えていたらまた違ったろうに。
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