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第13話

Author: リン
裕司が真理子を好きではないはずがなかった。

裕司にとって、真理子の存在はかけがえのないものだった。

高田家の人間は、こんな男とこれ以上無駄話をする気もなく、そのまま裕司の家に火を放った。

汚れてしまった場所など、もはや存在する価値はなかった。

空へと立ち上る炎を目にして、ようやく裕司は我に返った。

彼が最初に取った行動は逃げることではなく、炎の中へ飛び込み、壊されたウェディングフォトを救い出そうとすることだった。

それは彼と真理子の絆を証明する証であり、何があっても失ってはいけない大切なものだった。

外へ逃げ出そうとしていた使用人はこの光景を見て、とっさに裕司を止めようとした。

次の瞬間、天地を揺るがすような爆発音が轟いた。

ドカン!

「旦那様!」

高田家が放った火は、鈴木家の自宅から広がり、やがて東都の噂話となって街中を駆け巡った。

かつて裕司が必死に隠し通してきた大きな嘘はついに暴かれ、闇に葬られていた真実が再び表に現れたのだ。

人々はようやく、柚と拉致犯が関係を持っており、彼女のお腹の子がその男の子供であることを知った。

一方で、真理子のお腹の子こそが
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