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私が本物だった!?~死に戻った彼女は死より恐ろしい復讐で返り咲く~
私が本物だった!?~死に戻った彼女は死より恐ろしい復讐で返り咲く~
ผู้แต่ง: 愛月花音

第1話・身代わりと裏切り

ผู้เขียน: 愛月花音
last update วันที่เผยแพร่: 2025-10-05 18:30:25

 テレビ局で行われたアカデミー賞。

 そこで1人の女優が出演女優賞など総なめした。名前は加賀野春美(かがの はる)。美しい容姿とモデルでもあった抜群のスタイルは多くの女性の憧れの的になった。

 司会者は「この受賞の喜びを誰に伝えますか?」と聞いた。

「そうですね。ファンの皆様、関係者の皆様など多く人に支えられてきましたが、一番の伝えたいのは家族です。事務所の社長である夫・幸村と、まだ産まれて1歳の可愛い娘に、感謝と喜びを伝えたいと思います」

 笑顔でトロフィーを持って、そう答えた。周りの大きな拍手が鳴り止まない。

 実に短いようで長かった。あの惨劇から、春美は輝かしい幸せを手に入れた。

(たしか刑務所にテレビがあると聞いたけど、あの2人は見てくれたのかしら?)

 自分を陥れようとした元婚約者とその愛人……いや義理の妹。全て取り返したことで、彼らは刑務所で入ることになった。泣いて謝罪されたが、もう遅い。

 だって……これは死から返り咲いた復讐なのだから。

 それは加賀野春美が22歳の頃だった。

 東京にあるタワーマンション。寝室のベッドの上では、男女が激しく絡み合う。

 乱れて生々しいシーツ。散乱した服と捨てたティッシュの山。

 荒い息を整えながら神崎涼介(かんざき りょうすけ)がベッドから降りると、こう告げられた。

「美優が帰国する。俺達の関係は終わりだ」

「……えっ?」

 驚いて目を大きく開いたのは加賀野春美(かがの はるみ)。

 黒色のストレートロング。長い手足とモデルのような体型と170センチの高身長を持った美女だ。

 しかし、そんな彼女に追い打ちをかける彼こそが、大手芸能プロダクションの社長。

 黒髪とキリッとした眉と二重目が印象的。端正な顔立ちから、周りに『イケメン社長』と言われて、女性からの人気が高かった。

「どうして? あなたは、私の婚約者なのに!?」

「はっ? 勘違いをするな。お前は、彼女の身代わりに過ぎない。言ったはずだ。戻ってくるまでは婚約者になってやると」

 確かに……彼はそう言っていたが。

 涼介の出会いはお見合いだった。

 春美は赤ん坊の頃に施設の捨てられた孤児。幼い頃はそこも施設で育ってきた。

 しかし、子供がデキなかった加賀野の義両親に7歳の頃に引き取られた。義両親は、2人とも優しい人達で本当の娘のように可愛がってくれた。

 義父・加賀野和彦(かがの かずひこ)が結婚相手の心配をして、友人である神崎家とのお見合いを計画した。

 神崎家は昔、事務所の経営が上手く行っていない頃に、エリート銀行員で顔の広い義父(加賀野和彦)が資金の援助をかけ合ってくれたらしい。他にも才能ある俳優達を紹介。  

 そのお陰で経営は持ち越し、大きく成長した。いわば恩人だろう。

 その縁もあって、一人息子の涼介との縁談が生まれたのだ。いい年になっても夢を追いかけてばかりいる息子を心配して計画したらしい。

 春美は初めて見た時はドキッと心臓が高鳴り、一目惚れする。

 しかし、春美は彼を何処かで見たことがあるような気がした。何処だったか覚えていないが。

 しばらく両親との話をするが涼介は自信と向上心に溢れていて、たくましいと思った。春美は、そんな彼を支えたと思うように。

 それが間違いだったのかもしれない。その後は、お互いに何回かデートする。無理やり婚約させられたのが嫌だったのか素っ気ない態度だった。

 それでも親の面目のために高級ホテルのディナーやお洒落なバーとか連れて行ってくれた。

 そんなある日。酔った彼はホテルのスイートルームに連れて行かれると、ベッドに押し倒してくる。強引に覆い被さると唇にキスをされる。彼なら抱かれてもいい。

 愚かにも、そう思った春美は黙って大人しくしていると涼介は、あるモノが目に入る。春美の首筋に赤色の星の痣が。

「これは……!?」

「ど、、どうしたの?」

 意味が分からない春美は聞くが、ハハッと可笑しそうに笑う涼介。春美は困惑するが、納得したのか涼介はニヤリと笑った。

「……なるほど。やって知ったか分からないが、よほど俺と結婚をしたいようだな」

「えっ? それは……どういう」

 聞き返そうとするが、涼介は強引に唇を塞いだ。その後は、荒々しく春美を抱いた。

 まるで憎しみと欲情をぶつけるかのように。

「や、やめて……私初めてなの」

「噓をつけ。今までこうやって男を欲情させてきたんだろう? 俺のために痣まで彫ったぐらいのしたたかさがあるんだ」

「えっ? ああっ……」

 彼は、何をどう勘違いしたのだろうか? 

 それでも涼介は腰を容赦なく動かしてきた。春美の初めては神崎涼介によって奪われてしまった。

 翌朝。目を覚ますと、ベッドの上で眠っていた。チラッと見るとシャワーを浴びた涼介はスーツに着替えていた。

 起きたことに気づくとギロッと、春美を睨みつけてくる。

「起きたか?」

「あ、あの……おはようございます」

 慌てて春美が挨拶をすると、涼介は春美の顎をクイッと上げる。

「よく聞け。お前の度胸に免じて許してやろう。身体の相性もいいようだしな。ウチの面目もあるし、婚約も続けてやる。だが、勘違いをするな。これはあくまでも政略結婚の一部。俺達の中に愛情はない。そして俺の初恋で恩人・星野美優が帰国するまでの身代わりに過ぎない。彼女が戻ったら、速やかにその座を返してもらうからな」

 そう言われてしまう。

「……そんな」

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