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第10話

작가: 鍋ちゃん
汐里がプロポーズを受けるというインスタを見た怜は、全身に電流が走ったような衝撃を受け、手から携帯を落としそうになった。

周囲の景色が霞む。怜の頭を支配したのは、ただ一つの狂気じみた思考……絶対に、汐里と樹を結婚させてはならない!

これからの会議のことなど頭から消え去り、遥の制止の言葉も耳に入らない。彼は、目を見張るような速さでその場から駆け出した。

駐車場に着くと、すぐに車を発進させた。タイヤがアスファルトを擦り、悲鳴のような音を上げて黒い跡が残る。

アクセルを思い切り踏み込み、車が今にも浮き上がりそうな速度を出していた。ハンドルの上で白くなった指の関節。心の中は荒れ狂う嵐のようだったが、一つだけ、決して揺るがない決意があった。

このプロポーズを止める。

自分には家庭があって、このような行動は倫理に反するものだとは分かっていたが、汐里への愛の前では、もはや理屈などどうでもよかったのだ。

怜は汐里のマンションの下から、彼女の部屋の窓を見上げた。心の中で、入り混じる感情が波のように湧き上がってくる。

しばらくしてエレベーターへと向かった。ボタンを押し、階数が上がるとともに、
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