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第330話

作者:
「あなたが助けてくれないから、私が騒ぎ立てるんでしょう?」

智美の詰問に対し、大輔は言葉に詰まった。

彼はしばらく黙り込み、それから楓の方を向いた。

「楓、悪いが智美に謝ってくれないか。それでこの件は水に流してくれ」

楓は冷笑した。

「あなた、頭大丈夫?私が彼女に謝る?彼女にそんな資格があるとでも?」

「私に資格がないってどういうことよ?あんたがこの間、私の夫と抱き合ってたのは事実でしょ?写真だってあるんだから。今ここで見せてあげましょうか?」

楓は彼女を見たが、その目に温度は全くなかった。

「抱き合ってたなんて軽々しく言わないで。そもそも、既婚者だと知りながら私と大輔の結婚に割り込んできたのはあなたでしょう。今彼と結婚したからって、自分が過去にやったことを忘れたの?

それに、あの写真のことは大輔に聞いてみればいいわ。私はゴミには興味ないから。

それから、さっき私がドレスを奪おうとしたって言ったけど、このデパートに防犯カメラがあること忘れたの?誰が誰のものを奪ったか、カメラの映像を出して確認してみましょうか?

まあ、ドレスにしろ男にしろ、あなたが触れたものは汚いか
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