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第224話

Penulis: 青葉凛
志津の眼差しには、隠しきれない慈しみが宿っていた。これほどまでに自分を思いやってくれる女性を孫嫁に迎えられたことを、彼女は心から幸運に思っていた。

たとえ血の繋がりはなくとも、律は長年、自分を「おばあちゃん」と呼び、真心の限りを尽くしてくれた。その彼を、今さら他人として切り捨てられるはずがない。

けれど、これは一族の根幹に関わる問題だ。感情だけで押し通すわけにはいかない。結論を出すには、あまりに時間が足りなかった。今はただ、静かに己と向き合うための、冷徹な時間が必要だった。

「志津様、私はこれで失礼します。どうか少し休んでくださいね」志津の胸中がどれほど千々に乱れているか、紫音には痛いほど分かっていた。今は一人になって、心を落ち着かせる時間が必要だ。

紫音は深く一礼し、そっと部屋を後にした。

階段を下りると、律が歩み寄ってきた。「おばあちゃんの具合はどう?さっきはとても顔色が悪かった。必要なら医者を呼ぶけど」

「大丈夫。お薬を飲まれて、少し顔色も戻ったわ」紫音は小さくかぶりを振った。「今は落ち着いておられるけど、少し一人で考えたいそうよ。今は誰も、お部屋に行かない方がいいわ
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