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第18話

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南都大学の年次ダンスコンテストは、いつも大きな注目を集める。講堂は満席だった。

瞳が出演するのは、コンテンポラリー・ダンスのソロ作品「羽化」

照明が消え、ただ一筋の冷たい光が舞台中央を照らす。

彼女は漆黒の衣装をまとい、しなやかな体に何か内側から湧き上がる強さを秘めて、音楽に合わせてゆっくりと舞う。

クライマックス。音楽が突然激しくなり、彼女の動きも力強さを増していく。何度も跳躍し、倒れ、そしてまた立ち上がる。最後に、極めて困難だが息を呑むほど美しいポーズで静止した。

照明が一気に明るくなる。

会場全体が一瞬静まり返り、次の瞬間、割れんばかりの拍手が沸き起こった。

瞳は息を切らしながら、体を起こして、客席に向かって一礼する。

客席では、悠人が前列の左寄りの席に座っていた。彼は誰よりも力強く拍手を送り、目には隠しきれない賞賛が輝いていた。

そして講堂の最後列、暗がりの一角に、もう一人の人影がひっそりと佇んでいた。

蓮は冷たい壁に寄りかかり、遠くから舞台上の輝く瞳を見つめていた。

彼女が踊る姿を見たことがある。かつての彼女は、自分の誕生日や、賞を手にした喜びを分かち合
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