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第12話(15)

Author: 北川とも
last update Petsa ng paglalathala: 2026-01-10 11:00:04

 賢吾の言葉通り、鷹津に好きに扱われたばかりの体を、今は誰にも見られたくなかったし、触れられたくなかった。自分の淫弄さをよく知っているからこそ、他人にそう指摘されることが、たまらなく苦痛なときがある。今がそのときなのかもしれない。

 もっとも、大蛇の化身のような男は、和彦のそんな繊細な部分を弄ぶことを望むだろう。その証拠に、柔らかな笑いを含んだ声で、こう言うのだ。

「――……先生が嫌がるからこそ、見て、触れたいんだ。誰に抱かれようが、先生は俺〈たち〉にとって大事なオンナだ。後ろめたさも屈辱も感じる必要はないと、そうしっかりと教えてやるのは、義務みたいなもんだ。それに先生は、自分で選んだんだろ。――鷹津を飼うと」

 賢吾の言葉に反応して、和彦は眼差しに力を込める。唇を重ねている千尋と間近で目が合うと、父親には劣るものの、剣呑とした笑みを向けられた。

「先生、怖い目」

「ウソだ。ぼくは、そんな目はできない」

「だったら、ゾクゾクするほど色っぽい目、って言い直そうか?」

 そう言って千尋の
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