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第35話(17)

Author: 北川とも
last update publish date: 2026-06-16 08:00:14

 言葉で辱められながら、ゆっくりと律動を繰り返される。

「ふっ……、んっ、んっ、んくっ……、うぅっ、いっ……、気持ち、いぃ」

「ああ。だが、あまり飛ばすなよ。もう少し、ゆっくり楽しもうぜ」

 鷹津に両手を掴まれてベッドに押さえつけられる。和彦は荒い呼吸を繰り返しながら、すがりつくように鷹津を見上げる。頭がぼうっとしてきて、体中が火照っている。ワインの酔い――とは少し様子が違う気がするが、大した問題ではない。

 手をしっかりと握り合うと、鷹津が顔を近づけてくる。そっと唇が重なり、柔らかく吸い上げられてから、和彦は吐息をこぼす。やはり、この男と交わす口づけが好きだと思った。

 鷹津の唇が耳に押し当てられ、耳朶に歯が立てられる。和彦は痛みに声を上げたが、鷹津が低く笑い声を洩らして指摘した。

「中、締まったぞ。痛くされるのが好きなのか?」

「そんなわけないだろ。……痛いのは、嫌いだ」

「だったら、俺
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