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第13話

Auteur: マンゴー
寧々への気持ちを自覚して以来、雅臣は一日中、上の空だった。

家に帰っても、もう寧々の笑顔を見ることはできない。心に、ぽっかりと穴が開いたようだった。

長年一緒に暮らす中で、寧々なしではいられなくなっていた。そして雅臣自身、30を過ぎた大人の男になって、これほど一人の女性を深く愛するとは思ってもみなかった。

寧々が出て行ったあの日から、雅臣は汐梨に対しても、すっかり興味が持てなくなっていた。

「雅臣、最近どうして私に構ってくれないの?」

ある夜、お風呂上がりの汐梨が雅臣にすり寄ってきた。ネグリジェはとても露出が高く、豊かな胸元が雅臣の目の前にさらけ出されていた。

いつもの二人なら、そのまま愛し合っていただろう。

けれど今の雅臣の頭を占めていたのは、あどけない寧々が初めてレースのネグリジェを身にまとった時の姿だけだった。あの時の彼はすぐに体が熱くなり、抑えきれない衝動のままに、寧々をベッドに連れ去ったのだ。

ちょうど、本を読んでいた雅臣はたまらないほどの不快感を覚え、そっと体をずらして読書灯のスイッチを切った。

「もうお休み。ちょっと疲れているんだ……」

雅臣が背を向け
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