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第149話

Author: タロイモ団子
凛花は、親友である雅美の顔色の悪さに、ふと目を留めた。彼女が紬と並んで立っている姿を目にし、直感的に何か一悶着あったのだと悟る。

紬は、成哉の射るような視線などどこ吹く風といった様子で、崇のそばへ歩み寄った。そして、愛らしく、たおやかな声をかける。

「おじいさん、お加減はいかがでしょうか。昨日は私の至らぬ発言でご心配をおかけしました。どうかお気になさらないでください」

崇は目を細め、相好を崩した。

「いつもの持病だ、案ずることはない。昨日のことはすべて誤解だよ。お前が前回のことを水に流してこうして来てくれただけで、おじいさんはもう十分に嬉しい。

それにしても、成哉のやつは……まったく情けない。宴が終わったら、きっちりお灸を据えてやらねばな」

紬はしおらしく頭を垂れた。

「ありがとうございます、おじいさん」

成哉は、紬がこの機に乗じて離婚を切り出さなかったことに、ようやく胸を撫で下ろした。

――やれやれ、これくらいの分別はあったか。

今、祖父の体を刺激するわけにはいかない。昨日自分が口にした約束など、所詮はその場の勢いに任せた言葉だ。真に受ける必要などどこにもないのだ
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