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10.最悪の二面性

last update Date de publication: 2026-06-11 19:52:00

初めてウィリアム様とお茶会をした夜。

私はいつものようにレイラ様の部屋で、授業の予習と復習をしていた。

もちろん私の隣には、今日もピッタリと椅子をくっつけて座っているセオドアもいる。

セオドアの手には何やら難しそうな本があり、セオドアは勉強をする私の横でその本を読んでいるようだった。

「今日、シャロンで水浴びをしてきたって聞いたんだけど。犬でもないのに何しているんだよ?姉さんはそんなことしない。姉さんの代わりをするならちゃんとしろ」

読んでいた本を突然パタンっと閉めて、こちらを睨むセオドアに不満しかない。

セオドアの言い方では、私が好きで噴水に入ったようではないか。

「…好きでそうなったんじゃない」

「そんなのどうでもいい。水浴びをしたのは事実だろ?お前の不注意で」

「…まあ、そうだけど」

私の不注意ではない。ウィリアム様の悪意100での出来事だ。

けれどそれをセオドアに言ったところで、現状は変わらないので、本当のことを言おうとは思わなかった。

セオドアは自身の姉さんであるレイラ様の味方であって、レイラ様のニセモノである私の味方ではないのだ。

不満そうな私を見てセオドアは「何?」と冷
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