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24 魔物の血に塗れる少女の決意

Auteur: 缶小豆
last update Date de publication: 2026-07-25 11:00:00

一方でミレイユも、レオンハルトがヘルカーンに吹っ飛ばされた時のことを思い出してドキドキしていた。

◆

レオンハルトさんが、吹っ飛ばされた!

牛みたいな、でも見たことないぐらい大きな枝のようなツノの化け物が、周囲の木ごと薙ぎ倒して突っ込んでくる。

どうしたらいいかわからない。

私は、言われた通り陰に隠れながらもガタガタ震えて、手元のカバンをとにかくひっくり返し、何かないか探した。

何がこのバッグにあるとか、全く考えられず、先に手が動いていた。

「――っ!」

これだ!

冒険者バッグに入っていた睡眠玉に目が入るやいなや、ピンを引き抜き、ほとんど反射で投げつける。

それとともに、広がる煙幕――

どさり、と巨体が地面に沈む。

しばらくその煙幕が落ち着くまでは動けない。

そーっとみると、倒れた巨体の前にレオンハルトさんが!

…&helli
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    「わけがわからない」レオンハルトは、ユリウスから渡された錬金道具を前に、その意図が分からず頭を抱え怒りを露わにしていた。錬金道具が入っている袋何かあるかも?そう思ったが、むしろ魔法阻害がかかっているだけで透視を防ぐ以外は何の仕掛けもなかった。誰かに錬金道具を持っていると知られることはない仕組みだ。中身はポーション、魔物よけのブローチ、束縛紐――「どう見ても普通の魔物退治用の品ばかり。何がしたいんだ、あいつ……」どう考えてもその思考回路が理解できなかった。お前がみんなの錬金道具を奪って、それで多くの樹海防衛部隊の隊員は死んだんだぞ。今更情けをかけられたところで、その命は戻ってこない。これでチャラにされたようで、レオンハルトは腹が立ってたまらずその怒りを何処にぶつけたらいいのか分からない。「ふむ……罪の意識なのかもしれないな」隣のダリウスは思い当たることがあるようで、顎に手を当てて唸っている。「ダリウス、同じ貴族同士で守り合うのは勝手だけどよ。どの罪だ?余罪ありすぎて数えきれねえよ」「詳しくは言わないが、思い当たることはいくつかあるんだ。ただ、これはお前が怒るのも無理はない。ユリウスの単なる自己満足だからな。これをミレイユに鑑定してもらって、使えるものは使えばいいじゃないか。ものはあるに越したことはない」ダリウスは、怒りに震えるレオンハルトを見て苦笑いする。もちろんダリウスは口にすることはない。ユリウスが、かつて王妃と関わっていたことをレオンハルトに知られたら、余計に傷を抉るだけだ。しかし、本当に歪んでるな。ユリウスは……ダリウスは、レオンハルトが怒るのも無理はないと感じていた。そういえば、日記に王妃について書かれていることはなかったな。今回のことは、王がライナルにうまく唆され、魔導炉を強要していただけなのだろうか?じゃあ、アリエルの失踪に王妃は絡んでなか

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