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第701話

Author: 小春日和
真奈が呆然とする視線の中、黒澤は彼女の横に歩み寄った。

真奈は声を潜めて尋ねた。「あなた、一体何を企んでいるの?」

黒澤は笑みを浮かべたまま答えず、直接彼女の手を握った。

その様子は、周囲から見ればただの恋人同士の甘い仕草にしか映らなかった。

向かいにいた浅井はその光景を見て口を開いた。「黒澤社長、あなたと瀬川さんが婚約されるのは存じていますが、Mグループの件はあなたが口を挟むことではないのでは?」

黒澤は目も向けずに言った。「大塚、彼女に見せなさい」

「はい、黒澤社長」

大塚が黒澤の任命書を浅井の目の前に差し出した。

その書類を見た瞬間、浅井の顔色は一気に蒼白になった。

大塚が説明した。「黒澤社長は1年前にMグループに1600億円を出資し、グループ株の25%を保有しています。会社に対する絶対的な決定権を持っています」

「えっ、黒澤社長は1年前に1600億円も出資していた?これって本当なの?」

「任命書はここにございます。嘘のはずがありません」

「1600億って……それもう創業メンバーと同格の大株主じゃない……」

……

その言葉に、浅井の顔色はさらに引きつっ
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