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第858話

Penulis: 小春日和
それ見ていた冬城は、くるりと身を翻し、部屋を出て行った。部屋には浅井一人が取り残された。

去り際に冬城はドアに鍵をかけた。

一階では、大垣が物置から奇妙な銀色の仮面と、目立たない黒いスーツを取り出し、これが冬城の物だったかどうか首をかしげていた。

階上から降りてきた冬城は、大垣がちょうどそれらを捨てようとするところを目にした。

冬城は眉をひそめ、銀色の仮面と黒いスーツを手に取った。大垣は慌てて言った。「旦那様、物置にあったものですが、見覚えがないので、もう使わないものかと思い、処分しようとしておりました」

「これは俺のものだ。今後は物置の物を勝手に動かすな」

「はい、旦那様」

「それから、この家にはもう家政婦は必要ない。本家に行って祖母の世話をしてくれ。年も重ねているのだから、家で穏やかに余生を送ればいい。俺の許可なく外に出してはならない」

「ですが旦那様、この家にはこれから旦那様お一人だけになってしまいます。日々の掃除などは……」

「自分でやる。言った通りにしろ」

「……はい、旦那様」

大垣は手元のものを片付け、着替えて冬城家を後にした。

冬城は手にした銀色の
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