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第 57 話

Author: スイカのキノコ
寛人は携帯を手にしたまま、機械的に振り返って誠人を睨みつけた。「何だと?誰と誰を同じチームにしたって?」

「橘陽先生と藤咲玲奈ですよ!」誠人はバツが悪そうに頭を掻きながら続けた。「その方が話題性も盛り上がると思いまして……」

その瞬間、寛人は椅子から落ちそうになり、怒りで頭に血が上った。

話題性どころじゃない、これは自爆コースだろ!!

「誰が勝手に決めていいと言った?クビになりたいのか!」彼は頭皮がビリビリ痺れるのを感じながら怒鳴りつけた。

真依は突然届いた通知に目を見張った。ルールに変更があったというのだ。

出資者が審査団の一員として番組に常時参加することになり、

試合全体に関与することが決
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