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15.紅梅 - 2

last update Date de publication: 2025-09-24 11:00:00

 動画撮影、当日。

 朝食の皿が下がった所で、彩が切り出す。

「これから撮影に入るから。カットはなるべく入れたくない。実写の編集めんどくさいんだ。余計な失言はなるべくしないでくれ。

 大まかな流れはここに書いて来た」

 そう言ってコピー用紙を全員に配る。

 恵也が受け取ってブツブツ読み上げる。

「食堂で俺とサイがキリと撮って、メンバー紹介して……俺の部屋紹介で猫 ? 

 なにこれ、猫ってだけ書かれても分かんねぇよ 」

「あの黒猫写真の一件を一度鎮火させたい。

 シャドウ、申し訳ないがこの時だけ猫に戻ってくれないか ? 」

 シャドウはキッチンで牛乳を飲んでいたが怪訝な顔で彩を見る。

「俺をペット扱いしないでくれ」

「そんな気ない。

 家中映して、飼ってると公言してる猫がどこにもいなかったら『外飼してるんじゃないか』とか変な噂が出るかもしれない。ペットのマナーは叩かれやすいんだ。悪徳な人間
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    蓮は当たり前のような面持ちで彩に向き直る。 「サイは ? ファッションには詳しいんじゃないの ? 」 しかし彩も否定する。 「俺は作るの専門。独学だし、撮影とかランウェイの現場は知らない。 レンとハランはAngel blessでジャケットの撮影あったろ ? 」 「えぇ ? 衣装に着替えて……メイクは自分でやって、撮っただけだし。インディーズのジャケットなんて低コストでササッと撮るだけだよ 」 蓮は軽く言っているが自身が美容師でもあるし、メイクに関してはスタッフがいなくてもクオリティが高かった。衣装ひとつも、そもそもAngel blessのスポンサー、いやパトロンが樹里である

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