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第1話 「ボクとエッチしてください!」 ④

Author: もふねこ
last update publish date: 2026-07-10 12:15:16

***

体力も無尽蔵とも思えるトラとのエッチは、オレが抱き潰され、気を失うことで終了した。

夜中に目を覚ますと、オレの身体はすっかり綺麗にされ、トラはオレを腕枕してすやすや寝ていた。

トラってシゴデキ!!

それにトラはオレの性癖をよーーく理解していた。何でここまでオレが好きな『ソフトS言葉責め・羞恥心煽り攻め』が出来るんだ?相性良すぎだろ!

「…智也くん、起きてるの?」

目も開けないまま眠そうにオレを抱き寄せた。オレより体温の低いトラの身体が、火照ったオレの身体から熱を吸い取ってくれるみたいだ。

「あ、トラ起きた?オレ途中から記憶飛んじゃってて……。…でも、最高に気持ち良かった…。初めてがトラで良かったと思ってるよ」

「…ふふ、ありがとう。ボクも初めてが智也くんで良かった…。またしてくれる?」

「お、おう、勿論。…一つ聞きたいんだけど、何でオレ好みど真ん中のS攻めなの?」

「…んー、ずっと見てましたし、僕もそういうのがすごくやってみたかったので…」

「見るにも限度あるだろー。俺、好きなゲイビのS様見る時は必ずヘッドホンしてるしな。犬並みの耳の良さだな?いや、画像
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    *** 「智也、Strip & Present」 ボクの一言でTシャツを脱ぎ、ボクサーパンツも脱いだ。 ラグの上で仰向けになり全てが露《あらわ》になるように開いてボクに見せた。 「Good Boy。もうそんなにちんちん 勃《た》たせちゃって可愛いね」 こういう時、少し恥ずかしそうに顔を背けるのがまた可愛い。 少し扱いてあげるだけで先端からは透明な液が漏れ出る。 「うぁっ…、トラの手気持ちいっ…」 初めましてで智也のを握った時も、喜んでくれたのを思い出した。 「ねぇ、ボクも気持ちよくしてくれる?」 智也はコクコクと頷いた。 ボクは膝立ちで下着を下ろした。 「智也、Lick」 下半身を突き出すと、智也は座ってボクのモノを嬉しそうに舐めた。丁寧に隅々まで舐めると、口いっぱいに咥え、唇を窄め頭を上下させた。 「はぁ…、智也、気持ちいいよ、上手。Good Boy」 必死な智也が堪らなくなる。手を伸ばし、智也の胸の粒を指先で転がしては摘むと、顔を歪ませて動きが一瞬止まる。 「あっぅっ、…トラ、ちゃんと舐めれない…」 「感じちゃって可愛いね…。もう欲しそうに腰が揺れてるよ」 「言うなっ」 こういう時、ちゃんと恥ずかしそうになってるのが可愛い。 でも結局ボクの言うことも、することも全て受け入れる。

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    ホカホカになってお風呂から出てきた智也くんが神妙な面持ちでボクの前に正座をした。 「どうしたの?智也くん?」 「あのな…、オレ、…Domに目覚めたかもしれん!」 「ええ?DomってSMで言うSみたいなものだよ?この前だって、やっぱりSubはオレが!みたいに言ってたよね?」 「わかってる。でもな、影山くんに借りたマンガ読んでたら、オレの中にあるDom性がフツフツと湧いてきた気がしてるんだ」 「う〜ん…。でも、猫なの?」 「そうだな、そこは譲れないとこだからな」 何やら格好付けて返ってきた。 「Domで猫なんだ…?」 ボクは顎に手を当て目をパチクリさせた。 「そう、Domで猫」 「ふふふ、本当に?」 ボクは真面目そうな智也くんの顔を見て笑ってしまった。 「だからさ、試しにもう一度オレにDomをやらせてくれ!」 智也くんは正座し祈るように手を合わせボクに懇願した。 「ふふふ、しょうがないな。いいよ。この前ボクおすわり上手だったでしょ?Subやってあげる」 そんな話からいつもとは逆転のプレイが始まった。 「まずは、そこでStay」 この狭い部屋でわざわざボクは部屋の隅に追いやられ、コマンド通り大人しくそこに留《とど》まった。 智也くんは数歩先のベッドに座った。 「トラ、Come!」

  • 「ボクとエッチしてください!」〜オレがイケメン童貞に迫られた件〜   第11話 幽霊Days・ おかえりとおやすみ、そしておはよう ④

     するとその手を智也くんは掴んで止めた。 「ト、トラずりぃぞ!subはオレがやる!それにオマエ、Subのフリしてオレに命令してただろ!?目つきがもうDomだったからな!」 「ふふふ、バレたかぁ!智也『Good Boy』」  ボクは頭を撫でてあげた。 「え!?『Good Boy』って、トラ知ってたな!」 「へへへ、そのくらいの知識はねぇ〜」 「またオレが寝てる間にネットでかー?」 「この前智也くんもBL読んだことあるって言ってたから読んでみたよ。ハマりそう」 「そこは沼るだな」 「同じことでしょ?」 「同じであって同じじゃないみたいな…?」 「そうなんだ?」 「これは詳しくは影山くんだな」 「だね。涼《すず》くんのことも気になるし…」 「また会いに行ってみてもいいよな」 「うん、そうしようね。…さ、ご飯にしよ!」  ボクは立ち上がって、ガスコンロに火を点け、お玉で味噌汁をひと混ぜした──。   いつもの小さなテーブルを2人で囲んで夕飯を食べ、時々ぎゅうぎゅうになって一緒にお風呂に入る。 そしていつものように、2人には狭いベッドに、重なるように入り込む。ボクの腕の中には必ず智也くんがいる。 「智也くん、大好きだよ…」 「オレも大好きだぞ、トラ。どうした、改まって?」 「ううん、ただ幸せだなーって思っただけ」 「そうだな。オレも毎日幸せだ」 「ふふ、おやすみ智也くん」 「おやすみ、トラ」  ボクたちはおやすみのキスをして、また明日会える日を楽しみに目を瞑る。  そしていつか、「おはよう」を言える日がくることを、ボクは願ってる──。              「Domに

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    「う〜ん、いい匂い。…これは、きっと生姜焼きだな」 「え、すごい智也くん!3日連続で当たりだ!ワンコ級の鼻の持ち主だね!ド猫ちゃんなのに」 「犬ほどじゃねぇけど、猫も鼻がいいらしいぜ」 「そうなんだ!じゃぁ、『虎』はどうだろうね?」 「野生の猫科なんだから、相当いいだろうな。でもトラはワンコ系だよな。あー、でもすぐプイッとするところは猫系か!ふははっ」 「ふふふ、ボクたちの会話こんなのばっかだ」 「まぁ、後でふか〜〜いコミュニケーションとるからいいんじゃねぇの?」 「え?あーー!智也くんのエッチ!」 「トラ、ニヤついてんなよ!」 「に、ニヤついてなんかないよ!ほら、ご飯早く食べてお風呂お風呂!」 「急に急かすのな!」 「そんなことないしぃ〜」 ボクは口を尖らせ明後日の方を見た。 「お、そう言えば今日の影山くん、目の下にすごいクマ作って来てたぜ。影山くんの方こそ身体大事にしろよって言ってやったよ!」 「やっぱり涼《すず》くんが原因かね…。あの子生力吸い取っちゃいそうだよね」 「それも勿論あるらしいけど、昨日はBLマンガ読んで寝るの遅くなったらしい!」 「そうなんだ…、てっきり…」 「それでな、影山くんお勧めのBLマンガ借りたんだ。Dom/Subっていう設定があるらしい」 「ドムサブ?SとMみたいな?」 「まぁ、そうなんだけど、趣味や趣向じゃなくて、生まれながらにして持ってる第二の性らしい」 「何だか面白いね」 「その中に、コマンドっていう命令用語があるんだが…例えば『Kneel』」 ボクは犬のように座って見せた。 「あ!こら!トラがSubになってどうすんだよ!」 「智也、他にはどんな?」 「ど、どんなって…」 「ほら、言ってごらん、智也」 「え、あ…『Strip』」 「ちゃんと言えたね、智也、いい子」 ボクは言う通りにシャツのボタンに手をかけゆっくりとはずしだした。

  • 「ボクとエッチしてください!」〜オレがイケメン童貞に迫られた件〜   第11話 幽霊Days・ おかえりとおやすみ、そしておはよう ②

    お昼ご飯は、やっぱりボクが作り置きした物を食べることが多い。一つだけボクが納得いかないのは、智也くんはホワイトシチューをご飯に掛けて食べることだ。 ボクは別々派で、ボクが支度する時は絶対ご飯とは別の器で出すけれど、智也くんはカレー方式でご飯にぶっ掛けて食べる。 インスタントで済ます時も。でもたまに、昼ご飯兼夕ご飯を作ってくれる時がある。男メシって感じの智也くんらしいのがまた良かったりする。 智也くんのいない時間は記憶がない時や空虚な時間が多い。寝ているようなものなのかもしれないとも思っている。 そんな時、誰かに名前を呼ばれた気がする時がある。よく分からないけれど生きていた時の記憶が過ぎっているのかと思う。 昼間智也くんに着いて外へ行こうかと思う時もあるけれど、それは怖くてまだ試したことがない。万が一蒸発でもするように消えてしまったらと思うと怖い。 日が沈み始める頃になると、一人でいても意識がはっきりしてくる。今日の夕飯は何にしようなんて、急にソワソワしてくる。智也くんが帰ってくるのがとにかく嬉しい。 日が沈むと、掃除を簡単に済ませ、お風呂も準備する。そして、夕飯の支度を始める。食べ物は、智也くんが作られていく大切な物だ。 ボクは生きていた頃、ご飯は買ってしまうことが多くて、自炊は簡単な物しかしなかった。 今はネットを駆使して、色んなメニューに挑戦している。簡単、経済的、美味しいがポイントだ。 今日の夕飯は豚のしょうが焼きとワカメと豆腐の味噌汁にサラダだ。 大抵作ってる途中で智也くんが帰ってくる。 あ、ほら! 共用廊下を歩く音がして、鍵を開ける音がする。そしてガチャリとドアが開く。 「ただいま、トラ」 玄関前にスタンバイしていたボクは笑顔の智也くんに

  • 「ボクとエッチしてください!」〜オレがイケメン童貞に迫られた件〜   第11話 幽霊Days・ おかえりとおやすみ、そしておはよう ①

    ボクの1日の始まりは、この智也くんとの愛の巣であるボロアパートに朝日が差し込み、それと同時に智也くんの隣から見えない存在になるところからスタートする。 大抵はこの小さなベッドで、185cmもある大きなボクが178cmある智也くんを腕枕し、智也くんは半分ボクに乗り上げて寝ている。ぎゅう詰めのシングルベッドにはボクたちの幸せが詰め込まれている。 ボクは智也くんと朝を迎えることなく、すうっと霧のように消えてしまう。 智也くんは眠りが深いタイプで、この時ボクが消えたことで起きてしまうようなことは少ない。 でも、大抵ボクを探すように、智也くんの左手がベッドの上を往復する。 少しの間智也くんの寝顔を堪能する。キスなんてしてもみるけれど、残念ながら通過してしまって触れる感覚はしない。ボクが何処を触れようと、空気のように智也くんは気付かないし、ボクも感じられない。 この辺りで1回意識が途切れ、自分の存在が無になる時がある。これは昼間にはよくあることで、気付いたら数時間経っている時もある。 だから、智也くんが支度をして仕事へ出掛けるのを見送れる日と見送れない日がある。 智也くんは起きると、見えないボクに「おはよう」を言ってくれる。いや、それ以外もずっとボクに話し掛けるように話している。 大抵昨晩の夕飯の残りを食べて出掛ける。 休みの日なら、夜中にボクに抱き潰されてそのまま遅い朝を迎える。 マンガを読んだり、ゲームをしたり、時々体がなまると言ってランニングに出掛けたりもする。そして筋トレは、ほとんど毎日短時間だったとしてもやっている。 そして驚くことに、ボクがあんなに抱いてるというのに、ひとりエッチを始める時がある。 「トラ、こっち見んなよ!」なんて言いながら、どう考えてもボクに見せてくれている。 1人で気持ち良くなってるカワイイ智也くんもボクは大好きだ。最後は

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