寝室で、優希は眠っている間も眉をひそめていた。哲也がそばに来て座り、大きな手で彼女の額に触れた。体温は少し高いけど、幸い、医師は2日ほど休めば大丈夫だと言っていた。優希はぼんやりと目を開けた。哲也の姿が見えたが、まだ頭がはっきりしない。「どうしてまだ仕事に行ってないの?」哲也は苦笑いして、「もうお昼だよ」と言った。「え?」優希は目をこすった。「私、そんなに寝てたの?」「熱があるんだよ」優希は黙り込んだ。「俺のせいだ」哲也は彼女の頬を撫でた。「昨日の夜は、つい夢中になってしまった。これからは気をつけるよ」もともと微熱で赤らんでいた優希の頬は、哲也の言葉でさらに真っ赤になった。「よく言うよ......」優希は彼をちらりと見た。「昨日の夜、最後の時はもうやめてって言ったのに、あなたが無理やり......」そしていざ言葉にしてみると、優希の頭に昨夜の光景が浮かんできた。そう思うと優希は恥ずかしさのあまり、布団を引き上げて顔を隠した。一方哲也は、彼女のそんな仕草がたまらなく愛おしく感じた。「これからはしないよ。一晩に、多くても1回だけにするから」すると、優希は布団を少しだけ下げて、両目だけを覗かせて言った。「週に1回」「......それは、ちょっと難しいかもな」「じゃあ、2回」それを聞いて、哲也は困ったように言った。「優希、俺たちはまだ新婚1年目だぞ。しかも、この1年でまともにできたのは昨日の夜だけなんだ。俺に禁欲しろとでも言うのか?」「でも、あなたももうすぐ30歳でしょ」優希はぶつぶつ言った。「男の人は25歳を過ぎたら一気に衰えるって言うじゃない。今から気を付けないと、体が持たなくなるよ!」そう言われ哲也はきょとんとして、一瞬、困惑した表情を浮かべた。だけど、優希はそれに気づかず、目をこすりながら、「ちょっと喉が渇いたな」と言った。すると、哲也ははっと我に返り、優希の視線に応えた。「水を汲んでくるよ」「うん、ありがとう」優希は彼に甘く微笑んだ。それを見て哲也は優希の頭を優しく撫で、立ち上がるとリビングへ行って水を一杯汲んできた。優希は、その水を一気に飲み干した。水を飲むと、彼女も少し気分がすっきりしたようだった。「何が食べたい?シェフに作らせるよ」優希はお腹を
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