鷹津を煽る言葉が、和彦の欲情を煽る。カッと体が熱くなり、触れられないまま紅潮する肌を、ワイシャツのボタンをすべて外し終えた賢吾が確認する。満足したように目を細めた賢吾が、優しい声で唆してきた。「さあ、先生、この下衆な男に見せてやれ。自分がどれだけ、長嶺組の組長を骨抜きにして、惑わせているか」 賢吾の熱い手にいきなり和彦のものは握り締められて、容赦なく扱かれる。呻き声を洩らした和彦は、咄嗟にソファの端を掴んだ。 片手が胸元に這わされ、すでに興奮のため硬く凝った胸の突起をてのひらで転がされる。片足を押し上げるようにして覆い被さってきた賢吾にベロリと舐められてから、熱い口腔に含まれると、吸い上げられていた。「あっ……」 扱かれ続ける欲望の先端を、指の腹で擦り上げられる。ビクリと腰を震わせた和彦が唇を噛むと、腿から尻にかけて賢吾に撫で回された。「――思い出すな。初めて先生を抱いたのは、ソファの上だった。あのときも、俺たちの行為を、人が見ていた」「人が嫌がっているのに、お構いなしなのも、同じだ」 すでに乱れた息の下、和彦が応じると、手荒な愛撫によって身を起こした欲望の形を、賢吾になぞられる。「嫌がっている、か」 くくっと声を洩らして笑った賢吾が片手を伸ばし、自分が飲んでいたウイスキーミストのグラスをソファの足元に置く。そのグラスの中から氷の粒を一つ摘まみ出すと、和彦の胸元に落とした。 冷たさに身を強張らせていると、胸元に顔を伏せた賢吾が氷の粒を唇に挟み、肌の上に滑らせる。冷たさと、性的な興奮に、ゾクゾクするような感覚が和彦の背筋を駆け抜ける。 すぐに氷の粒は溶け、肌に残った水を賢吾が舐め上げる。「あのときと違うのは、俺は、先生相手の前戯の手を抜かないってことだな」 氷をもう一粒摘まみ上げようとした賢吾が、ふと鷹津のほうを見る。立ち尽くしている鷹津に対して、賢吾が言葉をかけた。「座ったらどうだ? どうせ公然猥褻で捕まえるにしても、もう少し盛り上がってからでも遅くないだろ」 鷹津が憎々しげに賢吾を睨みつけ、同じく激しい眼差しを和彦にも向けてくる。こんな場面
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