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第9話(34)

Author: 北川とも
last update publish date: 2025-12-19 11:00:14

 狭い場所を、傲慢な欲望が押し広げようとする。和彦は頭上に片手を伸ばして肘掛けを掴み、もう片方の手を賢吾の腕にかけていた。

 賢吾が腰を進め、和彦の内奥は熱く硬い欲望を呑み込まされる。氷の冷たさに晒されたばかりの場所にとって、賢吾の熱はまるで凶器だ。だが、浅ましく締め付け、吸い付き、さらに奥へと受け入れようと蠢動する。

「ひあっ……」

 内奥深くまで賢吾のものを呑み込んだとき、和彦は触れられないまま絶頂に達していた。賢吾だけでなく、鷹津が見ている前で精を噴き上げ、下腹部を濡らしたのだ。

「……行儀が悪いところまで同じだな。また、入れられただけでイったのか?」

 力強く内奥を突き上げられて、たまらず悦びの声を上げる。すると賢吾にあごを掴まれ、鷹津のほうを向かされた。

「今の顔も、しっかり見てもらえ。この顔で、俺を夢中にさせているんだ。……先生のこの顔は、猥褻だと言われても仕方ないな。この顔だけで抜けるほど、いやらしい」

 鷹津が見
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