ユウは、その言葉に気合を入れ直し、興奮と楽しさに顔を輝かせた。二人の間には、剣術を教え合う真剣さと、冒険ごっこ特有のワクワク感が混じり合い、森の中は明るい笑い声に包まれていた。 一頻り魔物(に見立てた木の枝)を討伐し終えると、リーナは近くにあった倒木に腰を下ろした。彼女は満足げな表情で、木々の間を縫って見える澄んだ青空をしばし見上げていたが、すぐに視線をユウへと移し、今度は少し心配そうな面持ちで尋ねた。「はぁーこういうの楽しいわね! ねえ、ユウ……次は、いつ会えるの?」 ユウは、森の緑の絨毯のような草の上に大の字になって寝転がっていた。リーナが、次回も会えるのかと不安そうな顔をして聞いてくるのを感じ、彼の胸には抑えきれないほどの嬉しさが込み上げてきた。つい、その気持ちを隠すために、少しだけ意地悪をしてしまった。「んー……そうだな……」 ユウは、勿体ぶって返事を焦らした。その数秒の沈黙が、リーナには永遠のように感じられたのだろう。「……なによ。ふうん……わたしに、会いたくないのね……そう……いいわ。ふんっ」 リーナは、可愛らしく頬を『ぷくぅ』っと膨らませ、ユウとは反対の方向へとそっぽを向いてしまった。その姿は、まるで捨てられた子猫のように見えた。 ユウは、リーナの反応が予想以上に拗ねてしまったことに気づき、慌てて上半身を起こしてリーナの方へと視線を向けた。「は? なんでそうなるんだよ!? 明日、明日も来れるぞ。町までの道も覚えたし、思ったよりも近かったからな!」 ユウは、勢いよくそう告げた。その声には、リーナに会いたいという素直な気持ちと、彼女を悲しませてしまったことへの焦りが滲んでいた。 ユウの「明日も来れる」という言葉を聞いた瞬間、リーナの顔に浮かんでいた拗ねた表情は、あっという間に消え去った。 再び、彼女の顔には、まるで太陽のような『にぱぁ』という、輝く笑顔が咲き誇った。その嬉しさは隠しようもなく、透き通る青い瞳はキラキラと光を放ち、喜びを全身で表現していた。「わぁ……そうなんだ!? わたしも大丈夫よ! 約束ね! 絶対よ」 リーナは、前のめりになってユウの方へ身を乗り出すようにして、力強く約束を取り付けた。 ユウは、草の上に寝転がったままリーナを見上げていた。彼女が身を乗り出し、喜びで小さく弾むたびに、彼女の冒険者風の短いスカー
Last Updated : 2025-12-10 Read more