う~ん。 町をぶらぶらして見聞きしたことを思い出し、問題点を洗い出す。洗い出すほど問題点がたくさんあったわけじゃないけど。 今の状況だと子供問題を優先したほうがいいなあ。 子供が何もすることがないからあちこちを探検して回ってるわけだな。 探検が悪いとは言わないけれど、畑を踏み荒らされたり家畜を蹴られたり窯に入り込まれたりするのは困る。うん、とっても困る。 畑はまだ可愛いもんだけど、家畜蹴飛ばして蹴飛ばし返されたら大怪我だ。窯に入ってるの気付かないで火を入れたら大惨事だ。 そうなる前に手を打った方がいいなあ。 学問所を作ることは予定していたけど、早めたほうがいいかもしれない。教える人はファヤンスから来た人の中に学問所の先生をやっていた人が二人いたので任せるとして、何を教えるかをまだ決めてないし。何を教えるかは町の方針とか色々関わってくるので、ファヤンスの教え方で教えられても困るので後回しにしようと思っていたけれど、そういう状態じゃなさそうだ。 会議堂に帰って、二人の頭脳を呼んで、相談した。「そうか……子供が」 妻帯者のサージュ、難しい顔。「うん。町民の五分の一が成人未満。それが暇を持て余して町中走り回ってる。それはいいんだけど大事な場所や危ない場所にも行ってるんだ。牧草地で家畜に近付いたり、窯の中に入ったり」「それはまずいね」 アパルも渋い顔。「会議堂に入り込んでくるのも時間の問題だな」「うん。それで、学問所を早めに開ければ、と思ってるんだけど」「確かに、暇な時間を減らせばそれだけ走り回ることは少なくなるってことだ」「ただ、何を教えるか……」「先生も呼んできて一緒に相談しよう」 というわけで呼び出されたのが、ケンナリ・レーラール先生とチチェル・プルファソラ先生。「私たちの意見を聞きたいとのことですが……お役に立てるか」 ケンナリ先生渋い顔。「わたしたちは町長の命令で、陶器のことを教えさせられていたんです。ですが、ファヤンスを併合したからと言って完全に陶器の町で売るわけでもないのでしょう?」「うん。敢えて言うなら何でもできる町」 ぼくの言葉に、チチェル先生も難しい顔。「どういう方面を教えればいいのか、難しすぎます」「仕事の内容とかは要らない」 ぼくは天井を見上げて呟く。エキャルがバラン
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