「あっ、やだっ、偉央さんっ。これ……っ、解い、て……っ」 結葉が手を動かそうすると、手首に巻かれたロープがギシッと乾いた音を立てて、この手は自由にはならないのだと現実を突きつけてくる。「結葉が悪いんだよ? 僕の仕事中にこっそり出掛けたりするから」 言いながら、結葉の膝を割るようにして、夫の偉央が、強引に腰を進めてくる。 ラテックス越しの夫の昂りを、まだちっとも準備の整っていない入り口に擦り付けられて、結葉はギュッと目をつぶった。 濡らされないままにそこへ挿入されることの苦痛を、結葉は彼と結婚して三年で、嫌と言うほど思い知らされた。「お願っ、偉央さ、……痛いのは……イヤぁっ!」 抱かないで欲しいと懇願しても無駄なことは知っている。 だから、それはもう諦めた。 だったらせめて、痛くないようにして欲しい。「僕を裏切っておいて……優しくされたい? 結葉。キミはどこまでバカな女なの?」 フッ、と鼻で笑うなり偉央が結葉の中に力任せに押し入ってきた。 膝を抱え上げられ、必死に抵抗しても、両腕を縛られてベッドに結わえ付けられている結葉には、身体に覆い被さってくる偉央の胸を押し返すことすら許されない。「や、ぁっ、偉央さんっ、私……ホントに貴方を裏切ってな、んか……っ」 力任せ。強引にこじ開けられた隘路が、自衛本能から懸命に蜜を吐き出す。 その滑りでさえも、偉央を怒らせる。「無理矢理犯されてもすぐ濡れてくる、とかっ。……結葉っ、お前、どんだけっ淫乱、なん、だよ!」 結葉の下腹部へ乱暴に腰を打ち付ける偉央は、額に汗を滲ませて呼吸を乱しながら、身体の下に組み敷いた妻を蔑む。「僕がっ、どんなにキミのことを愛しているかっ、結葉だって知って
Last Updated : 2026-07-21 Read more