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1.幼なじみとハムスター①

ผู้เขียน: 鷹槻れん
last update วันที่เผยแพร่: 2026-07-21 02:19:17

「妹んトコのハムスターが子供産んでさ、どうしても1匹だけ引き取り手が見つかんねーんだわ。結葉ゆいは、飼えたりしねぇ?」

 大学を卒業して地元の縫製工場で事務員として働き始めた結葉ゆいはは、会社にも近いからという理由で実家に舞い戻って居候いそうろう生活をしていた。

 大学時代一人暮らしを満喫させてもらった延長で、就職が決まった際にはどこかにアパートを借りようかと思っていた結葉ゆいはだったけれど、両親が「お家賃がもったいないし家に戻って来ればいいじゃない?」と言ってくれて。

 元々の流されやすい性格も手伝って、「じゃあそうさせてもらおっかな」みたいな感じで、生家に舞い戻ってしまった。

 親は「親子なんだし気にしなくていい」と言ってくれたけれど、一応社会人になったケジメとして、毎月少しずつ家にお金を入れさせてもらうようにはしている。

 そんな結葉ゆいはの実家の左隣には、従業員数20名ほどの小さな建設会社があって。

 自宅兼事務所になった大きなその建物には、結葉ゆいはより3歳年上の幼なじみ、山波やまなみ 想そうが住んでいた。

 180センチを超える長身に、一重まぶたに三白眼の鋭い目つき。

 高校生の頃から髪の毛をベージュとブラウンのダブルカラーに染めたツーブロックにしていた彼は、見た目と喋り方が怖くて誤解されがちだけど、実際は不器用なだけでとても優しいお兄ちゃん気質だ。

 一人っ子の結葉ゆいはを、彼の5つ下の実妹――芹せり――同様、今でも変わらず可愛がってくれる。

 そんな想そうが、会社帰りの結葉ゆいはを見付けて「おぅ、結葉ゆいは、お帰り」と言うなり、ハムスターを飼わないか?と問い掛けてきたのだ。

 時節は、新卒の結葉ゆいは達が、勤め先にも仕事内容にもちょっぴり慣れてきたかな?というタイミングで訪れる、5月の大型連休前。

 明日からゴールデンウィークで、結葉ゆいはも久々にゆっくり出来ると浮き足立っている。

「芹ちゃん、いま一人暮らしだよね? ――連休中、帰って来るの?」

 結葉ゆいはが今22歳だから、芹は20歳はたち――大学3年生――のはずだ。

 親たちから、芹は成人したのを機に、5駅ほど離れた町で、アパート住まいを始めたと聞いている。

 記憶を手繰りながら言ったら、想そうは「あぁ、何かそんな話」と結葉ゆいはの言葉を肯定してから、すぐにムッとしたように眉をひそめた。

「――しっかし今までだって実家こっから通えた距離なんだしさ、卒業するまでそのまま通えばいいと思わね? 何でわざわざハタチになったからって家出る必要があんだよ」

 と、不満たらたらな様子。

 芹が帰省してくる際には、件くだんのハムスターたちも連れ帰る関係で荷物が多いからと、想そうが車で迎えに行く算段になっているらしい。

 田舎は都会と違って駅と駅の間隔が広い。5駅分も離れたら、車でも優に30分以上はかかるはずだ。

 何だかんだ言って、想そうは相変わらず面倒見がいいな、と結葉ゆいはは微笑ましく思う。

「親父には言えねぇけどさ、あいつの一人暮らし、絶対男絡みだぜ?」

 お父さん云々は確かにそうかもしれないけれど、結葉ゆいはにはお兄ちゃんである想そうもそのことを気にしているように見えた。

 はぁー、と大きく溜め息を吐く想そうを見て、「想そうちゃんも芹ちゃんのパパみたいよ」と笑ったら「うっせぇわ」と頭を小突かれた。

「――で、さっきの話、どうよ?」

 そこで、ハムスターのことについて答えていなかったと思い出した結葉ゆいはは、「家族に聞いてからでいい?」と小首を傾げたのだった――。

***

 黒目がちの大きな目に、クッキリとした二重まぶた。

 腰まで届くサラサラの髪の毛は、今時にしては珍しい烏からすの濡れ羽色ばいろ。

 小さくてプルンとした唇は、何もつけていなくても瑞々しく潤っているのだけれど、外出帰りの今はコーラルピンクの口紅を薄く引いていた。

 結葉ゆいはの身長は、想そうより20センチ以上低い150センチ台半ば。

 想そうの妹の芹は165センチ以上あるから、想そうは結葉ゆいはにキラキラの瞳で見上げられると、いつも何だか落ち着かない気持ちにさせられる。

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ความคิดเห็น (1)
goodnovel comment avatar
ハムハム
わー、私の好きなハムスターの話きたー... なんか嬉しい...
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