ただしニュアンスの違いはあって、日本語の『狂喜乱舞』には舞踏的な要素と社会的制約からの解放感が混ざっている。英語圏のファンサイトでは『freaking out with joy』なんて砕けた表現も見かける。アニメ『鬼滅の刃』の炭治郎が無惨を倒した後のシーンを説明するのに『He was literally dancing with overwhelming joy』と訳していたのには納得した。
このセリフのニュアンスを英語で表現するなら、'It's not time to panic yet'がピッタリくるでしょう。落ち着きを保つ必要性を強調する言い回しで、日本語の原文が持つ「焦る必要はまだない」という穏やかなニュアンスをうまく伝えています。
シチュエーションによっては、'There's no need to rush just yet'とも訳せます。特に時間的な余裕がある場合や、作業のペースを落としても大丈夫な場面で使える表現です。アニメやドラマのキャラクターが仲間を落ち着かせるようなシーンを想像すると、この訳がしっくりきます。
英語圏の作品でも似たような表現はよく登場します。例えば『スター・ウォーズ』シリーズでオビワン・ケノービが言いそうな、'Patience, my young apprentice'というセリフも、慌てるなという教訓を含んでいます。文化的な背景が違っても、人間の心理に訴えかける表現は普遍的なのかもしれません。
翻訳で難しいのは単なる言葉の置き換えではなく、文脈やキャラクターの性格まで考慮すること。明るく軽い調子で言うなら、'Chill, it's not that serious yet'のようなカジュアルな言い方もありでしょう。作品の雰囲気に合わせて最適な表現を選ぶのが大切です。
僕がよくおすすめするのは『stamp one's feet』と『stomp one's feet』の使い分けだ。前者は比較的中立で文語的、「He stamped his feet in frustration.」とすると落ち着いた描写にも使える。後者は音や勢いを強調した口語的表現で、漫画や台詞で勢いを出したいときに効果的だ。たとえば「She stomped her feet and refused to answer.」とすると感情の爆発感が伝わる。
翻訳の現場では、もっと子どもっぽい行動を示したい場合に『throw a tantrum』や『have a tantrum』も便利だ。これらは駄々をこねるニュアンスが強く、幼い登場人物に合う。一方で大人の軽い苛立ちを表現するなら『stomp around』や『stamp one's foot in annoyance』のように動作と感情を合わせて出すと自然になる。僕は文脈を読んで、舞台指示的にざっくり書くか、心理描写に寄せるかで選んでいる。結局、地団太を一語で固定するより、場面ごとに音の強弱や語感を調整するのが最適解だと感じている。
翻訳の面白さって、単なる言葉の置き換えじゃなくて文化の橋渡しだと思うんだよね。'虫酸が走る'を英語にする時、まず考えたのは物理的な吐き気を表す'nauseating'かな。でもそれだけじゃ足りない。日本語のこの表現には、精神的な嫌悪感も強く込められてるから、'makes my skin crawl'とか'revolting'も候補に上がる。
例えば『進撃の巨人』のレイス家の裏切りを知った時のエレンの感情を表現するなら、'The betrayal made my blood boil and stomach churn'みたいに複数の表現を組み合わせるのがしっくりくる。英語には日本語ほど生理反応と感情を結びつける慣用句が少ないから、文脈に応じて創造的に訳す必要があるんだ。
個人的には、漫画の翻訳で見かけた'It makes me sick to my core'が結構気に入ってて、内側からくる嫌悪感をうまく表現してると思う。作品の雰囲気によってはスラングの'grossed out'を使うのもアリだね。