気になるのは歌詞の持つ情感をどれだけ伝えられるかだ。日本語特有の情緒や比喩をそのまま訳すのは難しいが、『Through the Window』とか『From Within the Glass』といったタイトル候補を見かけたことがある。各サイトによって解釈が分かれるので、複数のバージョンを比較してみるのも面白い。特にサビの部分の訳し方にそれぞれのこだわりが表れていて、原作ファンならではの発見があるかもしれない。
例えば『誰もいない部屋で』というフレーズは『In a room where no one exists』と直訳できますが、むしろ『Within these empty walls』と詩的に訳した方が孤独感が伝わるかもしれません。『窓の外は雨』も単に『It's raining outside』とするより『Beyond the window, endless rain』と拡張解釈することで、より情感がこもります。
日本語の簡潔な比喩を英語で再現するのは難しいですが、代わりに英語圏の詩的な表現で補う方法があります。『心の隙間』を『cracks in the soul』と訳すなど、文化横断的なイメージを使うと新鮮な響きになるでしょう。
サビの『伝えたい言葉はまだ宙を舞っている』は'I want to say something, but my words are still floating in the air'みたいになるだろうか。しかし『宙を舞う』の詩的な表現が英語だと直訳調になってしまう。翻訳は言語の橋渡しだが、どうしても失われるニュアンスがあるんだよな。