コミュニティの空気を読むと、僕はまず“キャラクター寄り”の二次創作が群を抜いて人気だと感じます。特に感情の機微を掘り下げる短編や長編の小説が多く、原作であまり深掘りされなかった内面や過去のトラウマを補完するタイプが好まれています。例えば片方が先に想いを自覚する“片思い→両想い”の流れや、傷を癒す“hurt/comfort”路線は安定した需要があります。
次に、舞台や職業をまるごと変えるオルタナティブ・ユニバース(AU)作品も人気です。学園ものやアイドル設定、シリアスな組織抗争に置き換えたものなど、キャラの関係性を違う状況で検証する楽しさが支持されている。その派生の中には、育児や家庭生活を描く“育児系”や日常の“ほのぼの”系も根強いファン層を持っています。
創作フォーマットでは、長編ノベライズのほかに漫画形式やコマ割りのワンシーン、短いイラスト連作、そして声劇風の台本ファイルが目立ちます。音の要素に重きを置く作品が好まれる傾向は、声優演技や音声合成で再現されることが増えているのも理由でしょう。私自身、'ユーリ!!! on ICE'をきっかけにこうした“感情重視の二次創作”に深くハマりました。