バラエティ番組の名場面を振り返ると、『ロンドンハーツ』の「企画にマジレスする女」が思い浮かぶ。特に2018年の回で、ある女性参加者がテレビ局の嘘企画を真に受けて激怒するシーンは、見ているこちらまでドキドキした。
この手のコントのようなやりとりが面白いのは、出演者同士の化学反応があるから。司会の田村淳さんが、わざとらしいほど大げさなリアクションで場を盛り上げ、その一方で一般参加者の本気の表情がさらなる笑いを誘う。笑いのツボが多様化している今、こういう古典的な手法で成立する笑いって逆に新鮮に感じる。
特に印象的だったのは、スタッフが用意した明らかにおかしい
シチュエーションに、参加者が真剣に反論するシーン。あの緊張感と笑いの絶妙なバランスは、さすが老舗番組ならではだと思った。