王室ドキュメンタリーの魅力は、公的な顔と私的な人間像の間にあるディテールを捉えるところにあるよね。『The Crown』のようなドラマも素晴らしいけど、BBCが制作した『Prince Philip: The Plot to Make a King』は、彼の若き日から女王との出会いまでを克明に追っていて興味深い。特に戦時中の海軍時代のエピソードや、王室の伝統に新風を吹き込もうとした改革者としての側面に光を当てているのが新鮮だった。
歴史好きなら、彼が関わった環境保護活動に焦点を当てた『The Duke at 90』も見応えがある。晩年まで精力的に活動し続けた姿からは、単なる「女王の配偶者」以上の存在感が伝わってくる。撮影許可が下りた貴重な家族映像の数々が、硬派な内容に温かみを添えている。