北欧神話をモチーフにした『God of War』(2018)は、戦闘民族の魂を感じさせる傑作だ。クレイトスとアトレウスの旅は、単なる暴力の連鎖ではなく、父と子の絆や文化的衝突を描くことで深みを増している。ヴァイキング風の装飾や狂暴な敵デザインは、荒々しい美しさにあふれている。
特に印象的なのは、斧の重量感ある戦闘システムだ。投げた斧が手元に戻ってくる仕組みは、戦闘のリズムにスリルを加える。『エルデンリング』のようなオープンワールド作品とは異なり、線形的な物語設計が神話の叙事詩性を引き立てている。