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第76話 覚えがあるようなないような ~ソフィアサイド~

ผู้เขียน: 光命
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-05-25 19:10:55

ワシらはえーっとベルナルド一族だったかなのぅ……

(マリーの心の声 「ねえさま、メルナール一族ですわ」)

そこの女の長の依頼で竜天島というところへ向かっておる。

ただこの間の女の長の話を聞いて、妙に引っかかるところがあるのじゃ。

竜が支配する島……

以前に来たような来ていないような……

記憶が定かではないが、なんとなく覚えている感じもあるのじゃ。

難しい顔をして考えておると、マリーが気になったのかワシのところへ来た。

「ねえさま、何か考え事でもしていますの?」

「あっ、そうじゃのぅ……

 竜がいる島についてのぅ。

 昔もしかしたら来たことがあるかもしれんのじゃが、しっかりと思い出せなくてのぅ」

「ねえさまは本当にどうでもいいというか覚えたくないことは覚えませんね。

 でも、そんなねえさまだからこそ……

 ちょっとでも覚えているのであれば、何かあったのかもしれませんね」

マリーは最近あやつに似てきたのか、ちょっとワシに対しても気にしていることを言うようになってきたのぅ。

まぁ、マリーに言われても可愛いのでなんとも思わんがのぅ。

「まぁ、その時ドラゴンと戦ったとか倒したとかその程度の事じゃろう。

 行けばわかるのじゃ。

 ……と、ところであやつはどこにおるのじゃ」

船の上で周りを見回すが、あやつの姿がどこにも見当たらん。

「アグリは、奥の船室で休んでいますわ。

 気持ち悪いとか言って」

確かに船は荒波を進んでいるので、揺れが激しいのじゃが……

その程度で倒れるとは気持ちが弛んどる証拠じゃのぅ。

どれ、様子を見てこようかのぅ。

「おい、おぬし!

 何を休んでおるのじゃ。

 もうすぐ島へ着くぞ」

「大きな声を出すなよ、ゾルダ……

 頭に響くって」

「これぐらいの揺れで倒れるとは、気持ちが入っていない証拠じゃ。

 気合でなんとかしろ、気合で」

「いや……これだけ揺れていたら……気持ち……悪く……なるよ。

 船なんてそう乗らないし……」

「ワシじゃって乗らんぞ。

 でも平気じゃ」

「それは……

 お前らはずっと浮遊しているじゃん!

 地面についてなければ揺れないだろ」

「地面に合わせて飛んでいるのじゃから、揺れてはおるぞ」

「自分で動いているだけじゃん。

 そんなのズルいよ……」

あやつはそう言い残すと、またぐったりとダウンしてしまった。

ズル呼ばわりされてものぅ……

普段か
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