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第500話

ผู้เขียน: 雲間探
エレベーターに入り、和真は一つのボタンだけを押したのを見て、智昭は突然口を開いた。「ついて来なくていい」

和真は一瞬呆然としたが、すぐに我に返って「はい」と答えた。

そう言って、和真は自分の部屋の階のボタンも押した。

翌朝。

智昭はバスローブを着て、昨夜着ていた服を腕にかけながら、部屋を出てドアを閉めると、反対側へと歩いていった。

エレベーターから出てきた優里は智昭を見かけると、すぐに笑顔を浮かべたが、ふと彼の腕にかかったシャツの襟と肩にはっきりとした口紅の跡があるのを見て、笑みが一瞬で消えた。

口に出そうとした言葉も途切れた。

優里が立ち尽くしている間に、智昭の姿は曲がり角で見えなくなり、ドアが閉じられた音が聞こえた。

優里が反応する間もなく、目の前の部屋番号が視界に飛び込んできた。

2508号室。

しかし、優里ははっきり覚えている。和真から聞いた智昭の部屋は2503だと。

優里は手に持っている、和真からもらった智昭の部屋のカードキーを見る。

確かに2503号室だ。間違いなかった。

なのに、智昭はどうして2508から出てきたの?

優里は唇を噛みしめ、スマホを取り出して、和真に電話をかけた。「2508号室に泊まっているのは誰なの?」

和真は一瞬戸惑ったが、優里がどうやって知ったかは分からないまま、正直に答えた。「青木さんです」

やはり、そうだった。

優里は力いっぱいスマホを握りしめた。

深く息を吸い込んでから、優里はようやく質問した。「この二日間、何があったの?」もし何もなければ、智昭が朝早く、バスローブ姿で玲奈の部屋から出てくるはずがない。

しかも昨日着ていた服を持っている。

昨夜のことは、和真は特に報告しなかったが、優里が聞いてきたので、昨夜起きたことを大まかに伝えた。

話し終えると、続けて言った。「ホテルに戻ってからは、社長に着いて行かないように言われました。昨夜、二人の間に何があったか、詳しく分かりません」

優里は唇を強く噛みしめたまま、何も言わなかった。

電話を切った後、優里はしばらく立ち尽くした。やがて智昭の部屋へと歩き出した。

一方その頃。

玲奈は激しい頭痛とともに目覚めて、意識が一瞬真っ白になった。

しばらくして、昨夜クラブのトイレで起きたあの光景が脳裏に浮かんできた。

玲奈の顔色が急変し、完全に
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ความคิดเห็น (267)
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齊藤ロビン
彼ならしれっとするでしょう。まだ離婚証無いしね。
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齊藤ロビン
だいぶ前にも同じコメントしてあるけどここから先は愛人枠がやらかして婚約破棄になると思っている。 本当は抱き締めて足も絡めて 朝娘に見られていたあの夜にあればと思っていたけどまだ早かったみたいなのが残念。 しかし諦めたくない!
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齊藤ロビン
思い出して。藤田家の夜。ベッドの2人を。温泉旅館での2人の入浴。嫌いならあり得ないシチュエーションでしょ。大森家の新しい邸宅。初めて嫌だからやめてって彼に伝えたらすぐ対応してた。挿絵のティエンティエン君(ごめんね。ドラマの可愛い可愛い子役さん)が登場するならやっぱり彼が何処かで頑張った証かと凄く凄く期待してる。 彼は何も説明しないから彼女は多分悲しいし愛人枠はのさばる。目立っているのは才能じゃないのが気の毒だけど。
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