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82.意外な協力者⑤

Auteur: Aica
last update Date de publication: 2025-10-13 14:19:44

「その時、あいつ、なんか言ってた?」

「え……!?」

「それ大事なとこなんだよね。あいつがいつものキス魔の無意識でやったことなのか、ちゃんと自分が意識してやったことなのか」

「へ!? 意識なんてある訳ないじゃないですか!」

「それ判断するのオレだから」

「あっ、そっか」

「で。なんか言ってたの? 言ってなかったの?」

「えっと……。ちょっと待ってください。今、ちゃんと思い出します。なんせあまりにも衝撃だったので、その時言われた言葉とか、その瞬間スッポリ抜け落ちてたんで」

「まぁ、そういう状況ならそうなっても仕方ないだろうけどね」

本村さんに言われて、昨日言われた言葉を必死に思い出す。

「えっとですね……。あぁ~多分、あれ本村さんとあたしが話してたのを見て言ってたんだと思うんですけど……。そもそも、どのタイミングで見てたかは全然わかんないんですけど……」

「うん。で、それ、なんて?」

「えっと~。なんか、何楽しそうにしてんだとか、コソコソ話してるのもなんか言ってたかな。あと、嬉しそうにしてんなとか……、そんな感じのこと言ってたような……。もしかして、社長自分話入れなかったのが寂しかった
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    「あっ、そうだ。明日オレ仕事打合せで外に出るんだけどさ。それが夕方には終わりそうなんだよね。久々に夜、外で一緒にメシ食わない?」「えっ、そうなんですね!  行きたいです!」うわっ、慧さんと二人で食べに行けるのどれくらいぶりだろう。最近慧さん出張とかで忙しかったし、一緒に食べに行くことも出来てなかったもんな。しかも慧さんからわざわざ誘ってくれるなんて、なんかデートのお誘いみたいで嬉しい!と、久々の慧さんの提案に心躍らせて答えてもるモノの。「あーっ、そうだ明日ダメだ!」いきなりの嬉しいお誘いに嬉しい気持ちが優先して、ほんの一瞬でも明日の予定を都合よく忘れてしまっていたのに気づいて、すぐに訂正する。「ダメって? なんか予定入ってるのか?」「はい。夜まで急遽SEIKAプロジェクトの仕事入っちゃって」そうだった。急遽今日その予定に変更になったから、思わず慧さんのお誘いが嬉しくて忘れちゃうとこだったよ。「あのプロジェクト? 依那の担当的にそんな夜急遽入る内容だったか?」「あ~。明日プロジェクトの広告に載せる琉偉の個人撮影で」「彼の……? それになんで依那が?」「それが実は撮影するテーマのコンセプトを打合せしてた時に、メンバーがあたしが出したアイデア気に入ってくれたみたいで……」「依那が出したアイデア?」「プロジェクト内で相談してた時は、なかなか思ったよりいい案が出なくって。それでついあたしがファン目線の方向でチラッと提案したら、まさかのそれがいいって、チームの皆もEveRのメンバーも賛同してくれて。でもそのイメージ通りに仕上げるために、あたしが全員の撮影に立ち会うことになっちゃったんです」「そんなの、依那が大変なんじゃないのか?」「いえ。元々EveRのファンだし撮影立ち合えるのなんて正直役得ですし、それに何より自分のそのアイデアは、誰よりEveRの良さや魅力をよく知ってるファンの自分だからこそ生まれたアイデアだと思うんです。だから、それをちゃんと想像通りの形に仕上げたいんです。きっとそのアイデア通りの形になれば、このプロジェクトのアンバサダーとしてのEveRはもちろん、プロジェクトとしてもどれほどすごいモノで魅力的なことかを絶対たくさんの人に知ってもらえると思うんで、あたしも妥協したくないっていうか」と、気付いたら長々と慧さんの前で熱弁

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  • おいしい契約恋愛   80.意外な協力者③

    すると、前に本村さんの姿を見つける。本村さん……。本村さん……!!ここはもうこの人に頼るしかない!!タイミング良く朝早くの会社に来たせいか、まだ周りには誰も社員も出社してなくて、本村さん以外誰もいない。これはチャンス!そう思ったらすぐに本村さんの元にダッシュで駈け寄っていく。「本村さん……!」「えっ!? 何!? あぁ、逢沢さん!?」「本村さん! おはようございます!」「え、どしたの。そんな必死に走ってきて」あまりにもあたしの必死な形相に若干引いてるっぽい本村さん。「本村さ~ん!」「何、どしたどした」「助けてください~!!」そう言いながら本村さんに泣きつく。「

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