เข้าสู่ระบบ「じゃあ、そろそろ準備するかな」「えっ? まだ朝早くないですか?」さっき時計を見たらいつもよりまだ全然早い時間だったから、正直まだ慧さんとイチャイチャ出来るかと思ってたんだけどな……。「あぁ。今日はちょっと朝一で会議があってさ。その前に先に柾弥と打合せすることがあるから、ちょっと早めに出ようと思って」「そうなんですね……」なんだ残念……。「朝食も会社で適当に済ますから。まだ朝早いし依那はもう少しゆっくり寝てから出勤するといい」そう言って、慧さんがあたしのおでこに優しくキスをして微笑む。少し残念に思うも、慧さんに朝から甘いキスをもらって幸せな気持ちに戻る。「はい……。慧さん頑張ってくださいね」ベッドから起き上がった慧さんに、あたしもエールを送る。「ん。ありがと」そしてまた優しい微笑みを返してくれる慧さん。部屋を出て行ったあと、あたしはまたベッドに潜り込んで、慧さんのいない残り香と温もりをそっと味わう。うぅ……、さっきまで一緒だったのに、もう慧さんが恋しい。もっと慧さんの温もりを感じていたい。一緒にいればいるほど、くっつけばくっつくほど慧さんを好きになる。ホントはもっと慧さんを独り占めしたいって思っちゃう。慧さんは社長さんだし忙しい人だし、そんなの絶対無理だけど。休みの日だって、慧さんとはなかなか合わないし。だから少しでも時間が合えば慧さんと一緒にいたいって思う。でもきっと慧さんは仕事に戻っちゃうと、きっと頭の中は仕事だけになっちゃうだろうし、あたしのことなんか全然思い出したりしないだろうな。慧さんは仕事が一番の人だし、あたしが一番にならないのはわかってるし、決してそうなってほしいわけでもない。実際仕事してる慧さんが素敵だし、それが慧さんだし、そんな慧さんに憧れて好きなんだし。だけど、やっぱり、だからこそ、ふとした時に、一瞬でも、あたしのことも思い出したりしてほしいなぁなんて、ちょっと思ったりしてしまう。なんて、そんなの贅沢で我儘なことだけどさ。一緒にいれて、家に帰ってきたらこんなに甘い慧さんでいてくれてるんだから、それだけで幸せだって思わなきゃな!最初は好きになってくれるだけでいいと思ってたのに、好きになってもらえたらまたそれ以上に望みが出てきてしまう。あ~相手はあの慧さんなんだぞ!付き合ってもらえて一緒にい
◇ ◇ ◇昨夜、甘い慧さんをたっぷり堪能したあとは、そのまま慧さんと同じベッドで寄り添って眠った。今朝ふと目覚めた瞬間、すぐ目の前になんとも美しい表情で眠る慧さんがいて、あたしは昨夜の甘い幸せを想い出しつつ、今の穏やかに眠っている慧さんの寝顔を見て、目覚めているのに夢心地になる。慧さんが起きないのをいいことに、あたしは目の前の慧さんをマジマジと見つめる。無造作にラフに降ろしてる前髪も、長い睫毛も、スッと整った顔も、見ればみるほど美しくて、あたしはまた朝からうっとりしてしまう。何度見ても飽きない。どれだけいても飽きない。それどころかもっと見つめたくなって、もっと一緒にいたくなる。こんなに綺麗でカッコいい人が自分の彼氏なんだと、未だに信じられない時がある。こんな人を独り占め出来てるのだと嬉しくなる。仕事をしてる時はあんなに凛々しくて頼もしい男らしいカッコよさを感じるけど。こうやって一緒にいる時、こういう時間に、飾らない素の慧さんを見せてくれることで、更にその嬉しさが増す。こんな姿を知っているのは今は自分だけなんだと、胸が熱くなる。そしてその美しい肌に、寝顔に触れたくて、あたしはそっと寝顔の慧さんに手を伸ばす。起きてほしいような、起きてほしくないような。自分を見つめてほしいような、ずっとこの寝顔を見つめていたいような。慧さんが好きすぎて、どんなことでも満足して、どんなことでももっと欲が出てきてしまう。もっと今以上慧さんを感じたくてたまらなくなる。すると、慧さんが少しずつ目を開ける。「んっ。はよ……。依那……」まだ眠たそうな表情のまま、目の前のあたしに声をかける。「おはようございます……」あたしがそう応えると。「ちゃんと眠れた……?」そう言いながら優しく微笑んで、あたしの髪を触りながら優しく頭をなでる。「はい。眠れました」そしてあたしも微笑みながら答える。「ん。よかった」そう言いながらずっと頭をなで続ける慧さん。「慧さんもちゃんと眠れましたか?」「うん。依那が隣にいてくれたから、安心してぐっすり眠れた」「よかった……」「でも、もう少し、このまま……」そう言って、慧さんはあたしを抱き寄せギュッと抱き締めてくれる。あたしはそんな慧さんの胸に顔をうずめて、その幸せを噛み締める。「慧さん」「ん?」「今日慧さ
「じゃあ、その代わり……。もう少し依那感じさせてもらってい?」慧さんが耳元でそう囁いて、あたしを見つめ微笑む。その声は、静かに甘くあたしを誘惑する。「慧さん……」その囁きと微笑みに、あたしはまた胸が高鳴り、その瞳に吸い込まれるように、うっとりと見つめる。すると。今度は、さっきまであたしを優しく支えてくれていたと思っていた手に急に力が入り、グイッとあたしの腰を更に慧さんの方に引き寄せ身体ごと近づける。そして、すぐ目の前に近づいた慧さんを見つめると。「浮気すんなよ?」そう言ってニヤりと怪しく微笑んで……。「そんなの……、んっ!」“そんなのするわけない”と反応しようと思ったら、その言葉を言う前に、目の前の慧さんの唇でその言葉も塞がれる。こんな素敵な慧さん目の前にして、あたしはいつだってドキドキして限界ギリギリで。こんなに甘く唇を塞がれるだけで、胸がいっぱいになって仕方ないのに。「依那。手、首回して」唇を離して、そう伝えてくる慧さんに、あたしはドキドキしながら、目の前の慧さんの首に両手を回す。「ん。いい子」そう言って今度は優しく微笑んで、更にあたしの頭の後ろに手を触れ、慧さんの方に今度は頭ごとまた近づけて、甘い唇の嵐を降らす。あたしはこの甘い幸せにとろけそうになりながら、必死に慧さんにしがみついて、この甘いキスの嵐を堪能する。浮気なんてする暇ないくらい、他の誰も見えなくて。いつだって、慧さんに夢中なのに……。そして、唇が離れて、慧さんと見つめ合う。あたしは、幸せな気持ちになって笑みが自然と零れる。「フフ。幸せです」あたしは、つい慧さんに素直な気持ちを伝える。お互いの存在を気持ちを求め合って、受け止め合ってるような感じがして、気持ちも満たされる。「依那は、こんなんでいいの?」「えっ?」すると、慧さんがなぜかそんなことを聞き返す。どういう意味かを慧さんに尋ねようかと思ったら……。「オレはこんなんじゃ全然足んないんだけど」さっきまで優しく見つめていたかと思えば、今度は少し求めるような少し熱を感じる視線で見つめてきて、更に慧さんがあたしの感情を揺さぶる。「あたしも……です……」そして、あたしもそんな慧さんに刺激されて、満足していたはずの気持ちが、更にもっとと慧さんが恋しくなる。だから、あたしもその気持ちのまま、そ
「ホントですか……?」「あぁ。それもわかった上で、オレは彼らをこのプロジェクトに任命したんだから」「あっ、そっか……」「オレもそう思ったから、正直依那が適任だと思ってる」「慧さん……」「依那は、オレが想像しないようなアイデアや世界観や価値観を生み出してくれる。だからプロジェクトメンバーとしての依那に、オレも社長として大いに期待してるんだ」「ありがとうございます……」慧さんがそうやって当たり前のように、あたしの背中を後押ししてくれるような言葉をかけてくれることで、あたしはまたそんな慧さんに胸がいっぱいになる。「だけど。そっか。そういう立ち合いもあるってことか……」「そうですね。だから、ホントは明日一緒にめちゃめちゃ食べに行きたいんですけど、琉偉の仕事が立て込んでて、明日のその夜しか時間がどうしても取れなくて。うちのスケジュール的にもそれ以上延ばせないんで、絶対明日は撮影しなきゃなんです」「ん。わかった。大丈夫。オレと一緒にはまたお互いの時間が合えば行けばいい」「はい」あたしは少し寂しい気持ちを感じながらも納得する。っていうか昔のあたしならそんな琉偉と夢みたいな時間過ごせるなんて最高に嬉しかったのになー!琉偉のためなら、何時間だって待つし、どこまで遅くなっても一緒にいれる時間が増えるなら大歓迎くらいに思ったはずなのに。今のあたしは少しでも慧さんと一緒に過ごす時間が恋しい。一緒に暮らしてて、今だって一緒にいるのに。でも、やっぱり琉偉のこの感情はファンとしてワクワクする気持ちで。自分へ想いを返してくれる慧さん。自分を必要としてくれる慧さん。自分を求めてくれる慧さん。そんな慧さんは、琉偉への感情とはまたやっぱり全然違う。琉偉も好きなのは変わらないけど、すぐそばで想いを通じ合わせられている存在がいるというのは、やっぱりもっと特別なものだから。一緒にご飯に行けると思うだけでワクワクして、一緒に行けないとガッカリして。すぐそばにいるのと同じように、その度感情が同時に溢れてきて、いてもたってもいられなくなる。その気持ちを慧さんと常に共有したくなる。そんな幸せを知れただけでも、あたしは幸せに思う。
「あっ、そうだ。明日オレ仕事打合せで外に出るんだけどさ。それが夕方には終わりそうなんだよね。久々に夜、外で一緒にメシ食わない?」「えっ、そうなんですね! 行きたいです!」うわっ、慧さんと二人で食べに行けるのどれくらいぶりだろう。最近慧さん出張とかで忙しかったし、一緒に食べに行くことも出来てなかったもんな。しかも慧さんからわざわざ誘ってくれるなんて、なんかデートのお誘いみたいで嬉しい!と、久々の慧さんの提案に心躍らせて答えてもるモノの。「あーっ、そうだ明日ダメだ!」いきなりの嬉しいお誘いに嬉しい気持ちが優先して、ほんの一瞬でも明日の予定を都合よく忘れてしまっていたのに気づいて、すぐに訂正する。「ダメって? なんか予定入ってるのか?」「はい。夜まで急遽SEIKAプロジェクトの仕事入っちゃって」そうだった。急遽今日その予定に変更になったから、思わず慧さんのお誘いが嬉しくて忘れちゃうとこだったよ。「あのプロジェクト? 依那の担当的にそんな夜急遽入る内容だったか?」「あ~。明日プロジェクトの広告に載せる琉偉の個人撮影で」「彼の……? それになんで依那が?」「それが実は撮影するテーマのコンセプトを打合せしてた時に、メンバーがあたしが出したアイデア気に入ってくれたみたいで……」「依那が出したアイデア?」「プロジェクト内で相談してた時は、なかなか思ったよりいい案が出なくって。それでついあたしがファン目線の方向でチラッと提案したら、まさかのそれがいいって、チームの皆もEveRのメンバーも賛同してくれて。でもそのイメージ通りに仕上げるために、あたしが全員の撮影に立ち会うことになっちゃったんです」「そんなの、依那が大変なんじゃないのか?」「いえ。元々EveRのファンだし撮影立ち合えるのなんて正直役得ですし、それに何より自分のそのアイデアは、誰よりEveRの良さや魅力をよく知ってるファンの自分だからこそ生まれたアイデアだと思うんです。だから、それをちゃんと想像通りの形に仕上げたいんです。きっとそのアイデア通りの形になれば、このプロジェクトのアンバサダーとしてのEveRはもちろん、プロジェクトとしてもどれほどすごいモノで魅力的なことかを絶対たくさんの人に知ってもらえると思うんで、あたしも妥協したくないっていうか」と、気付いたら長々と慧さんの前で熱弁
そして、あたしは振り向いたまま、もっとしっかり慧さんの方に身体と顔を向け。ギューッ。正面から慧さんの胸元に抱きつく。「ん?依那? どした?」あたしが黙ったままギューッと抱きついたままでいると、慧さんが声をかけてくる。「慧さん。大好きです」そして、あたしは胸元に顔を埋めたまま、思ったままの気持ちを慧さんに伝える。「ん」そして、慧さんは片手は抱きついたままのあたしの背中に手を回し、もう片方の手は、同じように抱き締めながら頭に優しく触れ、丸ごと抱きかかえてくれる。ゆっくり何度か頭をポンポンなで、あやすように触れる。それがなんだか心地よくて、それから少し何も言わずその時間を二人で感じる。特にそこで言葉を交わさなくても、慧さんのこの触れてくれる手から抱き締める強さから、あたしと同じように想いを返してくれているのだとわかる。「依那」「はい」そして、慧さんが静かにあたしの名前を呼ぶ。「いつかさ。依那を連れて行きたいところがある」「えっ、連れて行きたいとこ、ですか?」「うん。っていうか、一緒に行ってほしい場所、でもあるかな」特にどことは告げずに、そう伝える慧さん。「あたしは慧さんとならどこにでも」慧さんがあたしと一緒に行きたいと思う場所なら、どこだってついていく。「そこはオレにとって、大切な場所で……。だけど、ある時から行けなくなってた場所。依那に、そこについてきてほしい」慧さんにとって、それが何を指して、どういう意味を示しているのかはわからない。だけど、慧さんの中で大切だと思える場所に、あたしを連れて行ってくれると言ってもらえただけで嬉しい。今はそれがどこなのか、それがいつなのかもわからないのに、なぜだか今までとは全然違う安心みたいなものを感じる。今までは、慧さんが自分だけで抱えていた傷をなかなか打ち明けてくれなかった寂しさや、心を開いていないのかもというもどかしさを感じたりしたこともあったけど。だけど、今の慧さんからのこの言葉は、具体的な的確な何かを伝えなくても、なぜかその先の未来にあたしがちゃんといるような、そんな気がしたから。いつかのその時に、あたしがちゃんと慧さんの隣にいる。そんな未来を、ちゃんと慧さんは思い浮かべてくれている。慧さんの中で大切な何かに、きっとこの先あたしも触れさせてもらえるような、なんかそんな予
「だから今日は晩飯いらないから」「了解です」「ちょっと時間も何時に帰ってくるかわかんないから、オレ待ってなくていいからな」「わかりました。あっ、じゃあ一つお願いがあるんですけど」「ん? 何?」「リビングのテレビに、持ってきたブルーレイのデッキ繋いでもいいですか!?」「え? あっ、うん。全然好きにしてくれていいよ。そっか、うちそういうのないもんな」「今日ルイルイのライブのブルーレイが発売されるんですけど、それ、このリビングの大画面で観たくて……!」「あぁ、そういうことね(笑) 全然構わないよ」「ありがとうございますー!! もうこんな大きいテレビで観れたら絶対臨場感ヤバくて絶
「はよ」「おはようございます。あっ、朝食もう出来てます」朝、会社へ行く準備をし終わった社長に。朝食が出来ていることを伝える。「あぁ、サンキュ。おっ、今日は和食なんだ」「はい。毎日のことなんで、いろんなパターン作って飽きないようにと思いまして」「毎日いろいろ工夫してくれてるから別に全然飽きてないよ」「よかったです」「でもちょうど今日しっかり朝食べれてよかったかも」「今日なんかあるんですか?」「あぁ、今日はずっと一日外回りが多くて、昼もまともに食べれないかも」「えっ、そんなに忙しいんですか!?」「あぁ。いろいろ打合せも重なってて、その上、今日夜に大きいパーティー呼ばれててさ
その日のお昼休み。会社の外へ桜子とランチへ。そのあと会社に戻ってきてエレベーターを待つ。「はぁ~お腹いっぱい」「いや~今日のランチ当たりだったね~」「明日はどこ行こっか」「いや、依那。もう明日のランチの話?(笑)」「だってこの会社の周りホント美味しいお店多いからさ。あたし的にはそれ全部制覇したいんだよね~」「まぁ依那はルイルイか食べ物の話かどっちかしてる時が一番イキイキしてるからね~」あっ、その言葉。社長もこの前言ってたな。桜子のいうイキイキは、自分でもそうだと思う納得の理由なんだけど。社長が言ってたイキイキとは、果たしてあたしは社長にどんな感じに映って、どんなあたし
「あっ、社長起きました?」この体制が気になりつつも、とりあえず社長に声をかける。「何……楽しそうにしてんだよ……」「ん?? ……あぁ! 本村さんのことですか!? 社長こんななってたから送ってきてくださったんですよ~。ホント本村さん優しいですよね~」「お前には……オレが……いるだろ……」「え……?」見下ろして寝そべっている社長の、トロンとした表情と気だるい雰囲気と纏う色気。そんな社長にまっすぐこんな至近距離で見つめられて、そんな言葉を呟かれて、あたしの心臓はまた急に早くなり始める。いや……絶対、これ……ヤバい……。「何……コソコソ……話してんだよ……」「いや……え……?」







