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第192話

Author: ルーシー
だが――彼は結局、彼女の言葉を聞き入れなかった。

玲奈の胸は怒りと苛立ちでいっぱいになり、思わず智也たちの方へ数歩踏み出してしまう。

けれど、すぐに立ち止まった。

今夜、愛莉を連れ出したとして――次はどうなる?

結局また同じことの繰り返しだ。

今声を上げれば、娘には「余計なお節介」だと嫌われるだけ。

そう思い直し、唇を噛んで足を止める。

無駄に力を使っても、誰にも感謝されはしない。

母親としてやるべきことは十分に果たした。

あとは父親である智也の責任だ。

そう心に言い聞かせ、玲奈は堪えた。

引き返し、心晴の手を取ってそのまま酒場を出た。

外に出ると、夜風が頬を撫で、張り詰めた気持ちが少しだけ和らいだ。

二人とも互いの恋愛については何も触れず、沈黙のまま歩く。

やがて心晴が顔を向けて言った。

「......玲奈、荷物をまとめるのを手伝って」

玲奈は即答した。

「ええ、行きましょう」

心晴は少し驚いたように笑う。

「何も聞かないの?」

「見れば分かるわ。

あなた、本当に終わりにする気ね。

あのとき私が智也に絶望した時と、同じ顔をしてる」

心晴は
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Comments (2)
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カナリア
もうこれで一生戻る必要なんてないよ 相手に振り回されてないで決別する時だよ 来いって言ったり来るなって言ったりそのくせ俺の妻…馬鹿げてる 電話も無視でいいんだよ 離婚届も送ればいいじゃない 会う必要なし
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ひろぴろ
馬鹿じゃない!帰らなくていいとか言うんだったら、普段から呼び付けるなや!マジクズ野郎!
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