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第467話

Author: ルーシー
智也も、昂輝が何を言おうとしたのか分かっていた。

それでも玲奈が言葉を塞いだのを見て、彼の胸にはなぜか、ほんの少し愉快さまで芽生えた。

理由は自分でもよく分からない。

けれど心のどこかで、玲奈はやはり自分だけを好きなのかもしれない、と思ってしまった。

学は皆がしばらくざわめいたあと、声をかけた。

「さあ、先に食べよう」

それで個室は、瞬く間に静けさを取り戻した。

昂輝は玲奈がジンギスカンを好むのを知っていて、回転卓をそっと回し、彼女の皿にもう一切れ取り分けた。

皿に置くとき、身を寄せて小声で言う。

「外の声は気にしすぎるな。

君は君のままでいい。

もっと勇敢になって」

玲奈は頷き、微笑んで答えた。

「うん」

昂輝も彼女に笑い返す。

体を起こそうとしたとき、玲奈がふいに口を開いた。

「先輩、ありがとう」

その「ありがとう」が何を指すのか、昂輝には分かっている。

それでも、どこか寂しそうに言った。

「俺は、言わせてほしかった」

玲奈は一瞬言葉に詰まり、複雑な表情で彼を見る。

何を返せばいいのか分からない。

彼女のためらいを見て、昂輝は笑って場を収
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