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第474話

Author: ルーシー
二人は肩を並べて焼き鳥店を出た。

学はその背中を見送りながら、まるで天が結びつけたような二人だと思った。

ただ、果たして一緒になれるのかは分からない。

店からだいぶ離れたところで、玲奈が探るように口を開いた。

「先輩。

言っておきたいことがあるの」

昂輝は足を止めた。

玲奈は、彼の背中がわずかに震えるのを見た。

しばらくして昂輝は振り向いた。

何も言わないまま、いきなり強く玲奈を抱き寄せる。

腕の中に閉じ込め、顎を彼女の頭頂に押し当てた。

そして懇願するような声で言った。

「言わないで。

何も言わないでくれ」

玲奈が何を言おうとしているか、昂輝には分かっている。

それでも聞きたくなかった。

あのとき、どうしてもっと強く踏み込めなかったのか。

どうして想いを伝えられなかったのか。

後悔は尽きない。

待って、待って、ようやく名を成した頃には、彼女はもう別の男の妻だった。

それなのに今は、拓海が羨ましくて仕方がない。

あれほど遠慮なく、愛を晒せるのが。

玲奈の胸は苦くなった。

それでも言う。

「先輩。

言わなきゃいけないことなの」

昂輝はさ
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