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第676話

Author: ルーシー
夜十一時を回るころには、テーブルを囲んでいた面々のうち、一華を除く全員がほろ酔いになっていた。

会計を済ませた一華は、一人を送り届けては店へ戻り、また別の一人を送り出した。

玲奈だけは個室に残し、最後に送るつもりだった。

戻ってきた一華は、玲奈に拓海のことを聞こうと思っていた。

けれど、テーブルに突っ伏したまま眠ってしまっている様子を見て、結局何も聞けなかった。

玲奈を支えながら店の入口まで来て、暖簾を上げて外へ出ようとしたそのとき――

「篠原さん」

後ろから声がかかった。

そのころの玲奈は、もうまともに立ってもいられず、今にも崩れ落ちそうになりながら一華に身を預けていた。

口ではまだ、わけのわからないことを言っている。

「飲もうよ……紗奈、最近お酒弱くなったんじゃない?全然空けないじゃん……」

一華が振り返ると、こちらへ歩いてくる智也の姿があった。

二人の関係を知っているだけに、一華は思わず目を見張った。

近づいてきた智也は、まず玲奈に視線を落とし、それから一華に言った。

「玲奈は俺が連れて帰るよ」

一華は一瞬ためらったが、やがて頷いた。

「……わかり
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Comments (2)
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athca
離婚届は月曜で大丈夫なの?また1ヶ月後とかじゃないのね?なら大人しく離婚してあげなよ智也、愛人と別れられないお前の側にいたってっていうか別れる選択肢ないよね?こいつ…だったら尚更無理だから自由にして昂輝に幸せにしてもらって!
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美桜
よく理解できない心情なんだけど、この国の方たちは命の恩人=愛する人みたいになっちゃうから、これで拓海が玲奈じゃなくて一華の方に溺愛チェンジするなら、私は彼を軽蔑するかな。玲奈、可哀想すぎるでしょ。やっぱり昂輝が一番一途なのか…。ほんと、早く幸せにしてあげてほしいです。
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