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第340話

Autor: レイシ大好き
ふん、まったくいい度胸だな。

さっき自分が話したばかりなのに、もうランドのところへ行ってやがる。

紗雪、最初からそうするつもりだったんじゃないのか?

言い方は悪いが、最初から次の相手を探す準備でもしてたのか?

ハンドルを握るジョンの表情は、すでにかなり険しかった。

やがて、二川グループの地下駐車場に到着する。

彼はわざわざ調べさせた。

今日、紗雪は車で会社に来ている。

つまり、退勤時には必ず地下駐車場を通る。

それなら、ここで待ち伏せしていればいいだけの話だ。

車を降りたジョンは、駐車場内で紗雪の車を探し始めた。

そして見つけると、その後ろにしゃがみ込んで、まるでコソ泥のように身を隠す。

その様子を、ちょうど紗雪を訪ねて来た京弥が見ていた。

彼は眉をひそめ、細く切れ長の瞳を細めたまま、紗雪の車の後ろにしゃがんでいるその姿をじっと見つめる。

すぐに、男はくすっと笑った。

ただし、その笑みはまったく目に届いていない。

明らかに、彼はジョンが選んだその車が紗雪のものだと気づいていた。

彼は落ち着いた様子でスマホを取り出し、匠に電話をかける。

「二川グループの駐車場に来い。ゴミの処理だ」

「了解です」

匠は一瞬のためらいもなくすぐに動く。

電話越しでも、社長の声が冷たく氷のようになっているのが伝わってくる。

また誰か、社長を怒らせたようだ。

本当に、命知らずなやつだな。

一方、ジョンはまだそこでしゃがみ込み、時おり腕時計を見ながら紗雪の退勤を待っていた。

この女が、どういうつもりであんな真似をしたのか。

直接聞いてやらなきゃ気が済まない。

こっちはただ少し値上げしただけだ。

別に取引ができなくなったわけじゃない、素直に従っていればよかったんだ。

ジョンは手に握ったナイフをぎゅっと握りしめ、心の中で強く誓う。

絶対にあの女に思い知らせてやる!

ちょうどそのとき、腕を上げて時計を見ようとした瞬間。

突然、視界が真っ暗になった。

頭に大きなゴミ袋を被せられたのだ。

「......ッ!」

悪態をつく暇もなく、すぐに殴られ、意識を失った。

目の前がぐるりと回って、そのまま地面に崩れ落ちる。

処理を終えた匠は、京弥の元へ戻って報告する。

「すぐ連れていきます」

「ああ、殺すなよ」

匠の目に、どこか楽しげな色
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