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第798話

Author: 落流蛍
「時也様が華恋さんを連れ去るんじゃないかと心配していますか?」

「あの日、彼は必ず現れる」

「分かりました。入口を守る全ての警備を厳重にして、絶対に時也様を結婚式の会場に入れません」

「いや」

哲郎は残酷な笑みを浮かべて言った。

「彼を入れろ」

「哲郎様……」

哲郎は手を挙げて藤原執事を制した。

「藤原、言った通りにやれ。俺は彼に、華恋が俺と結婚するのを目の前で見せてやる。

華恋は元々俺の女だ。彼が奪ったなら、俺が奪い返す」

藤原執事はまだ哲郎を説得しようとした。

「しかし哲郎様、時也様の実力は侮れません。もし彼を会場に入れたら、秩序が乱れるかもしれません」

「だからこそお前らに監視させるんだ」

哲郎は冷たく言い放った。

「忘れるな、ここは耶馬台。俺の縄張りだ!」

藤原執事は答えた。

「はい」

……

商治は朝、水子の部屋で目を覚まし、真っ先に林さんに電話をかけた。

昨夜、林さんも去ったと知り、彼の顔色は一変した。

「どうして行ってしまったんだ?そこで彼を見守るって言ってたじゃないか」

林さんは答えた。

「時也様に言われましたから。大丈夫だと、
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