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第27話:王弟パウロ⑦

Auteur: ももちく
last update Date de publication: 2026-08-06 05:05:09

 ギルド長のゲイルとの対決は千年戦争状態となっていた。どちらも決定打を欠いている。この状態を嫌がった自分はついに新しい動きを見せる。

 まずは透明化して、ゲイルの目の前から消える。ゲイルはその場で剣を収め、目を閉じ、居合い抜きの構えを取る。

 俗に言う気配で相手の動きを捉えるつもりなのだろう。ゲイルの取った行動は正しい。こちらは超高速で動いている振りをしているが、実のところ、透明化でそう見せているだけだ。

 ゲイルの間合いに入れば確実に斬られるだろう。だからこそ、透明人間になった状態で、ゲイルの間合いに入らないように遠回りして、パウロの後ろへと回り込む。

 そこで透明化を解いた。リリーが「あっ!」と大声をあげた。それに合わせるようにゲイルも目を開けて、後ろへと振り向いてきた。

 しかし、後の祭りであった。こちらはしっかりとパウロを左手で拘束していた。そして、空いた右手にはナイフを持ち、それをパウロの首筋に当てている。

「勝負ありだね、ゲイルさん」

「ぬぐぐ……1vs1の対決で人質を取ると
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  • ハズレ職業『エスパー』によって追放された俺、魔王すら超える力を手に入れる   第6話:カジノ②

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