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三十五の蝶〜夏妃と夕月夜の章3〜

Penulis: 士狼かずさ
last update Terakhir Diperbarui: 2025-12-30 19:51:36
 「それは、誠か?」

 「誠さ。今日は私と鬼童丸だけじゃ、危なかった」

 「そうなのか」

 「そうさ! いっしょに戦ってくれて、助かったよ……!」

 私の言葉を耳にした千年が、一瞬うつむいた。その肩が、わずかにカタカタと震えている。あれ、どうしたのかな。私、なんか変なこと言った……?

 「千年?」

 「……あ────────っっっ! めっっっっっっちゃ嬉しい────────────!!!」

 大きく地面を蹴って、激しく飛んだ!

 え、え、何これ。

 隣で鬼童丸が、はしゃぐ千年に背中をバンバン叩かれている。

 「いったい! 落ち着け、千年っ」

 「落ち着けるかああああああ─────い! は〜めっちゃ嬉しい! 俺今日、酒盛りするわ!」

 「そんなに嬉しいんだ……」

 嬉しすぎて、くるくる回転したり。鬼童丸の手をとって踊ったりしている。えっと、こんなにはしゃいで踊り散らかしてる千年を、私、初めて目にしたかもだわ。

 しばらく鬼童丸とキャッキャウフフしてたけど、私と目が合うなり、意を決したようにこちらに向かって歩んでいたんだ。

 「俺さ、まだここにいて……いいのか?」

 「え、当たり前じゃない!」

 「当たり前じゃねーじゃん。死化粧師の才能ないんだからさ、俺は」

 「何いってんのさ」

 そっか、言葉にしないと伝わらないんだ。

 伝わってるって、勘違いしてた……。

 そうだよね、毎日のように傍にいたって、想いを伝えないと分からないんだ。

 私は、スウウウ〜っと大きく息を吸って肺にいっぱい空気をためた。両手でそっ……千年の頬をはさむと、まっすぐに瞳を合わせる。

 「私の相棒はたった一人、千年だけだから」

 「なつ……ひ……」

 「だからこの命尽きるまで……私の背中、あずけるよ」

 そう、もう迷わないで

 私も、迷わないから。

 「わかった」

 千年の右頬に添えた私の手を、彼の右手があたたかく包んだ。長い睫毛が伏せられて……キレイだと思った。恥ずかしくて頬があついや。二人そっ……と手のひらを頬から離す。

 いつの間にか、晴明さまや鬼童丸達いなくなっていた。

 そっかもう皆、部屋に戻っていったのか。ちょっと恥ずかしかったら「今の光景を見られなくて良かった」と、心のうちに安堵する。

 「夏妃、俺の命はお前のモノだ」

 「千年……?」

 他に誰もいない神社の境内で

 彼がキッパリと言い
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百鬼じゅん
夏妃、不器用な女め…… もっと素直になっていいんやで(*•̀ㅂ•́)و✧
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