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王子のお茶会

Author: 影畑凛星
last update publish date: 2026-07-12 07:29:14

 王城から戻って数日後。

「お嬢様、お手紙です」

 朝食の席へ執事が一通の封筒を運んできた。

「また?」

 私は思わずお父様を見る。

 まさか、また国王陛下から?

 封筒を見ると、王家の紋章はあるけれど、前回とは少し違う印だった。

「王妃殿下からですね」

 お父様が封蝋を見て頷く。

「王妃様?」

 私は首を傾げながら封を開いた。

 中には、美しい文字で書かれた招待状が入っている。

『ランカスター公爵令嬢シェリル様

 先日は陛下がお世話になりました。

 ぜひ、第2王子エリオットのお茶会へお越しください。

 同年代のお子たちを招き、親睦を深める会でございます。

 お会いできる日を楽しみにしております。

           王妃 エレノア』

「お茶会……」

 私は手紙を読み返した。

「王子様のお友達を作る会ってこと?」

「そういうことだね」

 お父様が微笑む。

「王族は幼い頃から、将来を支える友人や側近候補と交流を持つことが多いんだ。」

「へぇ……」

 なるほど。

 貴族の子供同士のお茶会より、もっと大事な集まりなんだ。

「シェリルはどうしたい?」

「行ってみたい!」

 私は迷わず答えた
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